シロクマ、60万年前に分岐か=近縁のヒグマと―欧米チーム
時事通信 5月4日(金)16時46分配信

 ホッキョクグマ(シロクマ)が近縁のヒグマとの共通祖先から分かれ、種として確立したのは約60万年前の可能性が高く、従来の推定を大幅にさかのぼることが分かった。ドイツの生物多様性・気候研究センターなどの欧米チームが細胞核のDNAを解析した成果で、4日までに米科学誌サイエンスに発表した。
 これまで推定された分岐年代は、母親から子に受け継がれる細胞小器官ミトコンドリアのDNA解析に基づき、16万6000~11万1000年前とされていた。北極圏の海氷上や沿岸に生息するシロクマは、アラスカやアイルランドなどのヒグマと交雑を繰り返してきたため、ヒグマの母親からミトコンドリアを受け継いだことがあったと考えられるという。
 シロクマの細胞核DNAの解析では、過去の気候変動の影響で個体数が減り、遺伝的な多様性に乏しくなったことも分かった。研究チームは現在の温暖化傾向を踏まえ、保護策の強化を訴えている。 

最終更新:5月4日(金)19時9分

60万年前に分岐したという事は、その頃に気候の大変動が生じた! という事になるぁ。
何時この地球上で気候の大変動が急激に起こるか判らないね。
今はほんの一瞬の人類の幸福な間氷期年代かもしれない。

暗黒の稲妻