マントル組成、2層構造=下部に多くのケイ素含有―通説覆す発見・東北大など
時事通信 5月3日(木)3時3分配信
地球深部を形成する高温の岩石「マントル」が、上部と下部で化学組成が異なる2層構造であることを、東北大学大学院理学研究科の村上元彦准教授らのグループが突き止め、3日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。マントルは対流して混ぜられ均質だとする一般的な学説を覆す発見で、地球の形成進化史を塗り替える可能性があるという。
グループは大型放射光施設「SPring8」(兵庫県)で、マントルがある地球深部と同程度の高温・高圧力状態を再現し、地震波の速さを測定することに世界で初めて成功。実験データから、下部マントルは、上部マントルの主成分のかんらん石よりケイ素を多く含む鉱物が93%を占めており、上下で異なる化学組成であることが解明された。
最終更新:5月3日(木)11時19分
地球内部を知る事は宇宙を知る事と同じ位難しいと聞くから物凄い発見なのだろう。
暗黒の稲妻
時事通信 5月3日(木)3時3分配信
地球深部を形成する高温の岩石「マントル」が、上部と下部で化学組成が異なる2層構造であることを、東北大学大学院理学研究科の村上元彦准教授らのグループが突き止め、3日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。マントルは対流して混ぜられ均質だとする一般的な学説を覆す発見で、地球の形成進化史を塗り替える可能性があるという。
グループは大型放射光施設「SPring8」(兵庫県)で、マントルがある地球深部と同程度の高温・高圧力状態を再現し、地震波の速さを測定することに世界で初めて成功。実験データから、下部マントルは、上部マントルの主成分のかんらん石よりケイ素を多く含む鉱物が93%を占めており、上下で異なる化学組成であることが解明された。
最終更新:5月3日(木)11時19分
地球内部を知る事は宇宙を知る事と同じ位難しいと聞くから物凄い発見なのだろう。
暗黒の稲妻