<携帯端末>延滞155万件 スマホ高額化で6倍に増加
毎日新聞 5月3日(木)2時31分配信

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携帯電話の割賦販売と延滞件数の推移
携帯電話端末の分割払いを滞納し、ローン審査などに使われる信用情報が傷つく事例が急増している。携帯各社やカード会社などが加入する信用情報機関「シー・アイ・シー」(CIC)によると、端末料金の3カ月以上の延滞を示す「異動情報」の件数は2月に155万件と、1年半前の6倍に増加。高額なスマートフォン(多機能携帯電話)の普及や、通信料金などの増加が背景にありそうだ。
【写真特集・HTC】高機能スマホ、5月下旬以降発売 KDDIとの協業第一弾
携帯端末の割賦販売は、機種代を12~24カ月払いに分割して支払う。スマホ人気とともに増加し、10年8月に2249万件だった割賦販売件数は、今年2月には4511万件に倍増。異動情報も約25万件から約155万件に急増し、延滞の比率は1.1%から3.4%に悪化した。
増加ペースが速いのは、スマホの高額化が大きな要因だ。従来の携帯端末は4万~5万円が主流だったが、スマホは7万~8万円。「月々の支払い負担が重く滞納するケースが多い」(割賦業者)。割賦契約者の約3割が20歳代までの若年層で、通信ゲームやネットを使えるスマホに切り替えたことで通信料やゲーム代が急増し、支払い余力が少なくなるケースも多いとみられる。
CICによると、異動情報はカード会社などが共有。一度登録されると完済しても5年間消えず、自動車や住宅のローン契約ができなくなるケースもある。
住宅ローンの相談業務を営む「ハウスローンパートナーズ」(東京都新宿区)では、約1年前から、ローン審査が通らなかった相談者に携帯代金の滞納者が増えた。水野諭社長(42)は「20~30代前半が大半。携帯端末の割賦が信用情報に関わる借金という認識が薄い」と指摘する。自身の信用情報は、CICのホームページ(http://www.cic.co.jp)などから有料で請求できる。【竹地広憲】
最終更新:5月3日(木)3時22分
携帯電話端末の分割払いを滞納し、ローン審査などに使われる信用情報が傷つく事例が急増している様だ。
暗黒の稲妻
毎日新聞 5月3日(木)2時31分配信

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携帯電話の割賦販売と延滞件数の推移
携帯電話端末の分割払いを滞納し、ローン審査などに使われる信用情報が傷つく事例が急増している。携帯各社やカード会社などが加入する信用情報機関「シー・アイ・シー」(CIC)によると、端末料金の3カ月以上の延滞を示す「異動情報」の件数は2月に155万件と、1年半前の6倍に増加。高額なスマートフォン(多機能携帯電話)の普及や、通信料金などの増加が背景にありそうだ。
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携帯端末の割賦販売は、機種代を12~24カ月払いに分割して支払う。スマホ人気とともに増加し、10年8月に2249万件だった割賦販売件数は、今年2月には4511万件に倍増。異動情報も約25万件から約155万件に急増し、延滞の比率は1.1%から3.4%に悪化した。
増加ペースが速いのは、スマホの高額化が大きな要因だ。従来の携帯端末は4万~5万円が主流だったが、スマホは7万~8万円。「月々の支払い負担が重く滞納するケースが多い」(割賦業者)。割賦契約者の約3割が20歳代までの若年層で、通信ゲームやネットを使えるスマホに切り替えたことで通信料やゲーム代が急増し、支払い余力が少なくなるケースも多いとみられる。
CICによると、異動情報はカード会社などが共有。一度登録されると完済しても5年間消えず、自動車や住宅のローン契約ができなくなるケースもある。
住宅ローンの相談業務を営む「ハウスローンパートナーズ」(東京都新宿区)では、約1年前から、ローン審査が通らなかった相談者に携帯代金の滞納者が増えた。水野諭社長(42)は「20~30代前半が大半。携帯端末の割賦が信用情報に関わる借金という認識が薄い」と指摘する。自身の信用情報は、CICのホームページ(http://www.cic.co.jp)などから有料で請求できる。【竹地広憲】
最終更新:5月3日(木)3時22分
携帯電話端末の分割払いを滞納し、ローン審査などに使われる信用情報が傷つく事例が急増している様だ。
暗黒の稲妻