何度も流れる「流れ橋」復旧工事完了、通行可能に
産経新聞 5月2日(水)12時44分配信


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復旧工事が終わった流れ橋(八幡市側から)(写真:産経新聞)
 昨年9月の台風12、15号の豪雨による京都府の木津川の増水で被害を受け、通行止めになっていた上津屋橋(流れ橋、356・5メートル)の復旧工事が終わり、通行が可能になった。

 上津屋橋は、川の増水の際には橋げたなどが流されてもいいようにつくられた歩行者専用の木橋で、京都府の八幡市と久御山町を結んでいる。

 昭和28年の完成以降、橋げたの流出はたびたびあったが、平成21年の台風18号による増水では、流出した橋げたなどの回収に手間取ったことから、橋げたと橋板を鉄棒で固定するなど、流されても回収しやすいようにする「ユニット化」工事を全面的に実施した。

 昨年の豪雨で計74基のユニットのうち64基が流出したが、すべてを回収。損傷がなかったユニットはそのまま利用し、損傷を受けた21基を修繕して設置した。橋脚については5基が流失したため新たにつくった。

 工事費は約5千万円。府は「ユニット化によって工期を当初の予定より約1・5カ月短縮できた」としている。

最終更新:5月2日(水)15時16分

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