<関越道バス事故>「大変申し訳ない」旅行会社が会見で謝罪
毎日新聞 5月1日(火)22時55分配信


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会見で記者の質問に答えるハーヴェストホールディングスの大屋政士社長=大阪府豊中市で2012年5月1日午後6時13分、幾島健太郎撮影
 群馬県藤岡市の関越自動車道で起きた46人死傷の高速ツアーバス事故で、バス会社「陸援隊」に運行を委託した旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)は1日、記者会見を開き、初めて会見に出席した大屋政士社長(53)が「大変申し訳ないことをした。今後は国の指針などよりも厳しい規定で運行したい」と謝罪。事故については「ゴールデンウイークで増便し、普段あまり取引しない会社に発注したことに原因がある」と述べた。

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 大屋社長は先月29日の事故直後から、群馬県内で病院などを回ったが遺族からは面会を断られ、負傷者や家族約10人と面会した。「大変なことが起きたと感じた。言われたことは胸に刺さった」と涙を浮かべた。

 一方、会見で同社は、金沢発の便では乗車場所で乗客の案内や点呼、キャンセルの確認を担うスタッフを置かず、運転手にやらせていたことを明らかにした。同社は「(東京など)メーンのターミナルにはスタッフを置いているが、今後見直したい」とした。また、改めるとしていた業者選定の社内規定については、▽長距離夜行バスの500キロ以上で9時間を超える行程では運転手2人体制とする▽バス会社に乗務員の勤務表の提出を求める--などを挙げた。さらに、予約者だけでなく同行者の住所や緊急連絡先などの記入も求めていくという。

 補償について同社は「保険が適用されると確認している」とするにとどまった。【石戸諭、村上正】

最終更新:5月1日(火)23時6分

この事件を機に長距離格安ツアーバスについて社会全体で考え直す時期に来てると思うんだが。
安さに群がって需要を作る利用者にも大きな非があると思うが。
勿論運転手と会社が悪いんだけど。

暗黒の稲妻