日米が共同声明発表 TPP参加表明せず 日米首脳会談
産経新聞 5月1日(火)8時22分配信
【ワシントン=加納宏幸】訪米した野田佳彦首相は30日午前(日本時間5月1日未明)、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は会談後、共同記者会見し、安全保障、経済、文化・人的交流などで包括的な日米同盟の強化をうたった共同声明「未来に向けた共通のビジョン」を発表。地域の不安定要因である中国や北朝鮮を念頭に、日米同盟を「アジア太平洋地域の平和、安全保障、安定の礎」と位置付けた。
首相の公式訪米は平成21年2月の麻生太郎首相以来で、同年の民主党政権発足後では初めて。声明は、日米が「アジア太平洋と世界の平和、繁栄を推進するため、あらゆる能力を駆使することで役割と責任を果たす」と強調。
具体的には、在沖縄海兵隊約1万9千人のうち9千人をグアムなどに分散配置することを柱とする在日米軍再編の見直しに関する日米共同文書を「緊急事態に同盟が対応する能力をさらに高める」と指摘し、自衛隊と米軍が警戒監視活動で連携を強化する動的な防衛協力を推進するとした。
海洋、宇宙、サイバー空間を「死活的に重要な空間」とし、協力強化をうたった。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については民主党内の慎重論が根強いため、「2国間協議を引き続き前進させる」との表現にとどめた。
日米首脳が共同声明、共同文書を発表するのは18年6月以来となる。
最終更新:5月1日(火)9時59分
記事のみ紹介。
暗黒の稲妻
産経新聞 5月1日(火)8時22分配信
【ワシントン=加納宏幸】訪米した野田佳彦首相は30日午前(日本時間5月1日未明)、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は会談後、共同記者会見し、安全保障、経済、文化・人的交流などで包括的な日米同盟の強化をうたった共同声明「未来に向けた共通のビジョン」を発表。地域の不安定要因である中国や北朝鮮を念頭に、日米同盟を「アジア太平洋地域の平和、安全保障、安定の礎」と位置付けた。
首相の公式訪米は平成21年2月の麻生太郎首相以来で、同年の民主党政権発足後では初めて。声明は、日米が「アジア太平洋と世界の平和、繁栄を推進するため、あらゆる能力を駆使することで役割と責任を果たす」と強調。
具体的には、在沖縄海兵隊約1万9千人のうち9千人をグアムなどに分散配置することを柱とする在日米軍再編の見直しに関する日米共同文書を「緊急事態に同盟が対応する能力をさらに高める」と指摘し、自衛隊と米軍が警戒監視活動で連携を強化する動的な防衛協力を推進するとした。
海洋、宇宙、サイバー空間を「死活的に重要な空間」とし、協力強化をうたった。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については民主党内の慎重論が根強いため、「2国間協議を引き続き前進させる」との表現にとどめた。
日米首脳が共同声明、共同文書を発表するのは18年6月以来となる。
最終更新:5月1日(火)9時59分
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暗黒の稲妻