<開かずの踏切>1日17時間通れず、7月に閉鎖へ
毎日新聞 4月29日(日)2時31分配信


拡大写真
廃止される「神宮前1号・御田踏切」。右奥が名鉄神宮前駅で、手前がJR東海道線=2012年4月26日、黒尾透撮影
 ラッシュ時は1時間のうち計58分間も閉まったままで「開かずの踏切」と呼ばれる名古屋市熱田区の名鉄神宮前駅北側に隣接する踏切について、市は7月に閉鎖することを決めた。自転車も通行できる歩道橋を5年かけて建設する。車は通れなくなる。

 踏切は名鉄名古屋本線とJR東海道線の8本の線路が通り、名鉄の「神宮前1号踏切」(30メートル)とJRの「御田(みた)踏切」(22メートル)がつながっている。名古屋市道路建設課によると、1日に計17時間も遮断機が下りたままだ。

 北側に歩道橋があるが使う人は少なく、多くの歩行者や自転車が踏切を行き交う。少しでも歩行者を通行させようと、名鉄とJRがそれぞれに詰め所を置き、係員がワイヤ製の遮断機を手動で上げ下げする。一般路線での手動式遮断機は両社とも管内でこの踏切だけという。

 だが遮断機が下りないまま列車が通過するトラブルも相次ぎ、地元住民からは不安の声が上がっていた。07年に名鉄側で遮断機が半開きの状態で列車が踏切を通過するトラブルが2件発生し、名鉄は自動列車停止装置(ATS)を設置した。

 踏切の閉鎖についてはJR、名鉄も合意した。新設する歩道橋は長さ130メートルで、エレベーターも設ける。事業費19億円で2017年3月完成の予定。【黒尾透】

最終更新:4月29日(日)9時20分

ここに限った事じゃないけど朝の通勤通学の時間帯は本当困るよな。
無茶していく学生さんとか偶に居たけどよく事故にならないなぁと見ててヒヤヒヤしてたけど・・。

暗黒の稲妻