Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)
TechCrunch Japan 4月27日(金)9時56分配信


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写真:TechCrunch
Amazonが四半期収支を発表する同じ日にcomScoreが発表したある調査結果は、2011年11月のKindle Fire発売以来の同社の業績をものがっている。

Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)

調査によると、2012年2月現在、AmazonのKindle Fireは米国の全タブレット中54.4%を占めている。現在市場に出ているAndroidタブレットの種類の多さを考えると、いかに圧倒的なリードであるかがわかる。Samsung Galaxy Tabシリーズ全タブレットを合わせても市場の15.4%にしかならず、Xoomが7%で続いている。

これはSamsungのような会社にとって、情けない状況である。同社は市場に様々なサイズのデバイスを投入しているだけでなく、Androidタブレットの分野では先駆けの一人だった。そしてこれらの数字は、Sonyがタブレットやモバイル全般で存在感を高めようしている戦いが、いかに先の長いものであるかを強調している。

一方、シェアの小さなメーカーが数多くいるという現状は、期せずしてMicrosoftがOEMに対して、AmazonとAppleからシェアを奪うべく自社プラットフォームを試すよう誘惑する機会を与えている。iPadは未だにダブレット全体で最も普及している ― だだし販売シェアは落ちてきている。AmazonはAndroidのカスタマイズ版を使っているが、これ以外、消費者の本格的Android利用を進展させたものはない。

またこれは、もしAmazonがAndroidの派生製品で成功すれば、他にも同じ道をたどるところが出てくる可能性があることを示している。

もちろん、タブレット市場で成功する製品を作るためには他にやることがいくらでもある。Amazonが成功した要因は、価格破壊(199ドル)、そしてコンテンツ豊富な製品にするために、Amazon自身のコンテンツを活用するだけでなく、多数のタブレットユーザーを獲得することで、専用アプリを作ってくれるサードパーティー・デベロッパーを巻き込んだことだ

(翻訳:Nob Takahashi)

最終更新:4月27日(金)9時56分

タブレットに関しては、コンテンツを持ってるところが圧倒的に強いという事か・・。

暗黒の稲妻