グーグル、低価格タブレット市場を狙う方針を鮮明に
Computerworld 4月16日(月)16時50分配信
米国Googleは、低価格タブレットの新しい波を起こそうとしている――。 CEOのラリー・ペイジ(Larry Page)氏はそう語る。「Kindle Fire」の成功を受け、Googleは、ローエンドのタブレット市場は開拓余地が大きいと考えているようだ。ハイエンド市場はAppleの「iPad」の独り勝ちで、競合製品は少なくなっている。
GoogleのモバイルOS「Android」を搭載するタブレットは、市場で大きな勢力となっているAndroidスマートフォンほど普及していない。タブレット市場ではiPad(価格は400ドルから)が最大のシェアを握っており、Androidタブレット・メーカーは、iPadとの価格および品質面での競合で苦戦してきた。だが、例外が1つある。それがAmazonのKindle Fireだ。
200ドルと安価なKindle Fireは、タブレット市場でナンバー2の座に一気にのし上がった(販売台数はiPadには遠く及ばないが)。ただし、Kindle FireはAndroidを搭載するものの、Amazonは同OSを大幅にカスタマイズしている。同タブレット上では、Googleブランドのアプリ・ストアやメディア・サービスは見当たらず、Amazonがエクスペリエンス全体をApple流のやり方で(ただし高価格路線は除いた形で)コントロールしている。
■ローエンドにフォーカス
Amazonは、発売からわずか数カ月でKindle Fireを300万台以上販売した。Googleは明らかにそれを意識している。
Googleが最近行った決算発表会見で、ペイジ氏は質問に答えて次のように述べている。「一部の低価格Androidタブレットは大成功している。それらに搭載されているAndroidは、Googleのフル・バージョンではないかもしれない。しかしわれわれは、ローエンド市場では今後も大きな成功が期待できると考えている。われわれはこの分野を重視しており、そこにフォーカスしている」
ペイジ氏がローエンドのGoogleタブレットへの取り組みを認めたことで、「Googleが200ドルを切る独自のタブレットを今夏にリリースしようとしている」という先ごろ浮上した観測が現実味を帯びる。このタブレットは7インチ型で、クアッドコア・プロセッサを搭載、OSはAndroid 4.0で、通信機能はWi-Fiのみとされている。
■どこで妥協するか
「The Verge」サイトは4月6日付けの記事で匿名の事情筋の話として、Googleがこのローエンド・タブレットを、買収手続きがほぼ完了しており、近く傘下に収めるMotorolaではなく、台湾のAsustekと組んで作ろうとしていると報じている。しかし、高性能の7インチ・タブレットを作るコストは安くない。この記事によると、従来の計画に基づいて開発、製造すると、Googleタブレットの価格は250ドル程度になる。そこでGoogleは、コストを下げるために、今夏の遅い時期までリリースを延期したという。Kindle Fireの200ドルに対抗できる価格の設定を目指すと見られる。
Googleが200ドルを切る7インチ・タブレットを出すために、どこで妥協するかは見ものだ。Amazonは、ストレージを8GBに抑え(拡張は不可)、カメラとマイクも搭載せず、デザインも、人によっては洗練さに欠けると思うようなものにした。にもかかわらず、Kindle Fireは、1台売れるごとに数ドルの赤字になり、Amazonは、自社ストアからのアプリやメディアの販売収入でそれを埋め合わせようとしていると報じられている。
■Androidシナジーを実現できるか
一方、ペイジ氏は、Googleが、Androidスマートフォンとタブレットの連携性を高めようとしていることも示唆している。同氏は、Google Play(Android Marketの拡張版)により、Androidは総合的なメディア・ハブへと進化するだろうと語った。「デバイスを個別に管理する必要はなくなる。こうした身の回りのデバイスがすべてシームレスに動くようになるだろう」
(Daniel Ionescu/PC World米国版)
最終更新:4月16日(月)16時50分
1万円以下なら、買って失敗してもまだ諦めがつくけどね・・・。
暗黒の稲妻
Computerworld 4月16日(月)16時50分配信
米国Googleは、低価格タブレットの新しい波を起こそうとしている――。 CEOのラリー・ペイジ(Larry Page)氏はそう語る。「Kindle Fire」の成功を受け、Googleは、ローエンドのタブレット市場は開拓余地が大きいと考えているようだ。ハイエンド市場はAppleの「iPad」の独り勝ちで、競合製品は少なくなっている。
GoogleのモバイルOS「Android」を搭載するタブレットは、市場で大きな勢力となっているAndroidスマートフォンほど普及していない。タブレット市場ではiPad(価格は400ドルから)が最大のシェアを握っており、Androidタブレット・メーカーは、iPadとの価格および品質面での競合で苦戦してきた。だが、例外が1つある。それがAmazonのKindle Fireだ。
200ドルと安価なKindle Fireは、タブレット市場でナンバー2の座に一気にのし上がった(販売台数はiPadには遠く及ばないが)。ただし、Kindle FireはAndroidを搭載するものの、Amazonは同OSを大幅にカスタマイズしている。同タブレット上では、Googleブランドのアプリ・ストアやメディア・サービスは見当たらず、Amazonがエクスペリエンス全体をApple流のやり方で(ただし高価格路線は除いた形で)コントロールしている。
■ローエンドにフォーカス
Amazonは、発売からわずか数カ月でKindle Fireを300万台以上販売した。Googleは明らかにそれを意識している。
Googleが最近行った決算発表会見で、ペイジ氏は質問に答えて次のように述べている。「一部の低価格Androidタブレットは大成功している。それらに搭載されているAndroidは、Googleのフル・バージョンではないかもしれない。しかしわれわれは、ローエンド市場では今後も大きな成功が期待できると考えている。われわれはこの分野を重視しており、そこにフォーカスしている」
ペイジ氏がローエンドのGoogleタブレットへの取り組みを認めたことで、「Googleが200ドルを切る独自のタブレットを今夏にリリースしようとしている」という先ごろ浮上した観測が現実味を帯びる。このタブレットは7インチ型で、クアッドコア・プロセッサを搭載、OSはAndroid 4.0で、通信機能はWi-Fiのみとされている。
■どこで妥協するか
「The Verge」サイトは4月6日付けの記事で匿名の事情筋の話として、Googleがこのローエンド・タブレットを、買収手続きがほぼ完了しており、近く傘下に収めるMotorolaではなく、台湾のAsustekと組んで作ろうとしていると報じている。しかし、高性能の7インチ・タブレットを作るコストは安くない。この記事によると、従来の計画に基づいて開発、製造すると、Googleタブレットの価格は250ドル程度になる。そこでGoogleは、コストを下げるために、今夏の遅い時期までリリースを延期したという。Kindle Fireの200ドルに対抗できる価格の設定を目指すと見られる。
Googleが200ドルを切る7インチ・タブレットを出すために、どこで妥協するかは見ものだ。Amazonは、ストレージを8GBに抑え(拡張は不可)、カメラとマイクも搭載せず、デザインも、人によっては洗練さに欠けると思うようなものにした。にもかかわらず、Kindle Fireは、1台売れるごとに数ドルの赤字になり、Amazonは、自社ストアからのアプリやメディアの販売収入でそれを埋め合わせようとしていると報じられている。
■Androidシナジーを実現できるか
一方、ペイジ氏は、Googleが、Androidスマートフォンとタブレットの連携性を高めようとしていることも示唆している。同氏は、Google Play(Android Marketの拡張版)により、Androidは総合的なメディア・ハブへと進化するだろうと語った。「デバイスを個別に管理する必要はなくなる。こうした身の回りのデバイスがすべてシームレスに動くようになるだろう」
(Daniel Ionescu/PC World米国版)
最終更新:4月16日(月)16時50分
1万円以下なら、買って失敗してもまだ諦めがつくけどね・・・。
暗黒の稲妻