<シリア>「部隊撤退」前に激しい衝突 100人が死亡
毎日新聞 4月7日(土)21時6分配信
【カイロ前田英司】反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権が「10日までの部隊撤退」を国連側に伝えているシリアで7日、中部ハマ郊外などで国軍と反体制派が激しく衝突し、AFP通信によると、少なくとも100人が死亡した。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は6日、武力攻撃を継続するアサド政権を強く非難したが、弾圧はむしろシリア全土で激化。政権側が撤退期限を前に徹底掃討に乗り出しているとみられ、欧米諸国も警戒している。
潘事務総長は6日、アサド政権がアナン国連・アラブ連盟合同特使の仲介を受け入れ、10日までの部隊撤退期限を設定したことについて「(期限まで)大量殺害を継続していいという理由にはならない」と強く批判した。
また、シリアに隣接するトルコのダウトオール外相は5日、潘事務総長に電話で、シリアからの難民が大量流入している事態に懸念を表明。潘事務総長は「(弾圧を)即刻やめるべきだ」と強調した。
AFP通信によると、5日以降だけで新たに2800人がシリアから流入し、トルコへのシリア難民は約2万4000人にのぼる。
欧米メディアによると、武力弾圧に伴う5日以降の死者はハマ、ホムス、アレッポなど各地で計200人超。
欧米はアナン特使の仲介受諾自体に懐疑的な見方を強め、「(受諾は)アサド政権の時間稼ぎにすぎない」との見方も出ている。
最終更新:4月8日(日)8時34分
これだけのニュースでは何が起きてるか詳しく判らないが、しかし民間人が数十人も犠牲になってるほど酷い内戦であるのは想像出来る。
本来なら一番解決仲介せねばならない国連だが大国の身勝手なエゴに振り回されて無力なのは残念な限りだ。
暗黒の稲妻
毎日新聞 4月7日(土)21時6分配信
【カイロ前田英司】反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権が「10日までの部隊撤退」を国連側に伝えているシリアで7日、中部ハマ郊外などで国軍と反体制派が激しく衝突し、AFP通信によると、少なくとも100人が死亡した。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は6日、武力攻撃を継続するアサド政権を強く非難したが、弾圧はむしろシリア全土で激化。政権側が撤退期限を前に徹底掃討に乗り出しているとみられ、欧米諸国も警戒している。
潘事務総長は6日、アサド政権がアナン国連・アラブ連盟合同特使の仲介を受け入れ、10日までの部隊撤退期限を設定したことについて「(期限まで)大量殺害を継続していいという理由にはならない」と強く批判した。
また、シリアに隣接するトルコのダウトオール外相は5日、潘事務総長に電話で、シリアからの難民が大量流入している事態に懸念を表明。潘事務総長は「(弾圧を)即刻やめるべきだ」と強調した。
AFP通信によると、5日以降だけで新たに2800人がシリアから流入し、トルコへのシリア難民は約2万4000人にのぼる。
欧米メディアによると、武力弾圧に伴う5日以降の死者はハマ、ホムス、アレッポなど各地で計200人超。
欧米はアナン特使の仲介受諾自体に懐疑的な見方を強め、「(受諾は)アサド政権の時間稼ぎにすぎない」との見方も出ている。
最終更新:4月8日(日)8時34分
これだけのニュースでは何が起きてるか詳しく判らないが、しかし民間人が数十人も犠牲になってるほど酷い内戦であるのは想像出来る。
本来なら一番解決仲介せねばならない国連だが大国の身勝手なエゴに振り回されて無力なのは残念な限りだ。
暗黒の稲妻