「北京でクーデター?」デマ流した6人拘束
読売新聞 3月31日(土)19時31分配信

 【北京=大木聖馬】新華社通信によると、北京市公安局は3月30日までに、ネットの簡易ブログなどで「北京に軍用車両が入り、事件が起きている」などとデマを流した6人を拘束した。

 薄煕来(ボーシーライ)重慶市共産党委書記が15日に解任された後の20日ごろ、ネット上で「軍の車両や武装警察が中南海(共産党中央委員会と国務院の所在地)を取り囲んでいる」などのうわさが流れ、「薄氏の解任に反発した(共産党序列9位の)周永康(ジョウヨンカン)党政治局常務委員がクーデターを起こそうとして拘束された」などと臆測が飛び交った。実際には北京市中心部でこうした動きはなく、周氏もその後、公の会議の場に姿を見せている。

 公安当局者は「ネットを利用してデマを流す行為は、社会秩序を乱し、社会の安定に影響を与える」と述べており、薄氏解任で波紋が広がらないよう、取り締まりに乗り出した形だ。北京市などのネット管理部門も、簡易ブログの運営会社を処罰した。

最終更新:3月31日(土)19時31分

経済状態が悪化すれば起こらないとは限らないと思うけどね。

暗黒の稲妻