ビンラーディンの妻、逃亡中に子ども4人出産
読売新聞 3月30日(金)19時12分配信

 【カブール=横堀裕也】昨年5月にパキスタンで殺害された国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・ビンラーディンの妻(30)が、夫の同国内での逃亡中の足取りを同国治安当局への供述で初めて明らかにした。

 供述内容を報じた地元紙などによると、この妻はイエメン出身で、現在はパキスタン当局の監視下にある。2000年にビンラーディンと結婚し、01年9月の米同時テロまでは、夫と別の妻2人と共にアフガン南部のカンダハルで暮らしたが、米英軍の攻撃を逃れ、夫と離ればなれになった。

 米政府によるとビンラーディンは、カンダハルから東部のジャララバードを経て01年12月、東部トラボラ渓谷で米軍の包囲を突破してパキスタン国内に逃れたが、その後の足取りは判然としていなかった。

 この妻は02年後半、パキスタン北西部ペシャワルで夫と再会。2人はその後、スワート地区に約9か月間、北部ハリプールに約2年間隠れ住んだ後、05年半ばに最後の潜伏先である北部アボタバードに移った。妻はこの間、4人の子どもを産んでいたという。

最終更新:3月30日(金)19時12分

昨年5月にパキスタンで殺害された国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・ビンラーディンの妻が、夫の同国内での逃亡中の足取りを同国治安当局への供述で初めて明らかにしたそうだ。

暗黒の稲妻