カナダが1セント硬貨廃止へ、「経済への負担重い」
ロイター 3月30日(金)12時24分配信

[オタワ 29日 ロイター] カナダ政府は29日、1セント硬貨の流通を今年で中止する方針を発表した。製造コストがかかり過ぎる一方、通貨としての価値が低いことが理由だとしている。

政府によると、1セント硬貨の購買力は最初の発行当時に比べて20分の1に縮小。一方、1セント硬貨1枚の製造には1.6セントかかり、流通の中止によって年間約1100万カナダドル(約9億0300万円)のコストが削減できるという。

政府は「一部国民の間で1セントは実用的硬貨というより、むしろ厄介者と考えられている。1セント硬貨を瓶にしまったり、噴水に投げ込んだりするが、釣り銭としては断ることも多い」と指摘。さらに「金融機関は1セント硬貨の取り扱い、保管、移送のコスト増大に直面しており、1セント硬貨は支払い手段としての価値に比べ、経済への負担が重くなっている」と説明した。

世界では、オーストラリア、ブラジル、フィンランド、イスラエル、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、英国などが少額硬貨の製造や流通を中止している。

最終更新:3月30日(金)15時27分

一円玉も一円以上のコストかかってるという事になるんだろうか。
なくなって、支障は出ないのかな。
日本では、電子マネーが普及しているとは言え、一円玉がなくなったら、困る人は多いと思うんどあが。

暗黒の稲妻