グーグル、タブレット端末をネット販売へ アンドロイド搭載機てこ入れ
ウォール・ストリート・ジャーナル 3月30日(金)7時37分配信

 米インターネット検索大手グーグルは、タブレット端末をオンラインで直接消費者に販売することを計画中だ。関係筋が明らかにした。モバイル端末向け無償基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したタブレット端末の販売低迷にてこ入れする狙い。

 グーグルは端末の生産を行わず、サムスン電子や台湾の華碩電脳(アスーステック・コンピューター)などの既存提携先がハードウエアを担当する予定。ある関係者によると、オンライン店舗で販売される可能性のあるアンドロイド搭載端末は、華碩電脳が年内にリリースする見通しという。

 グーグルがオンライン店舗を発表する時期など、一部詳細は不明。関係筋によると、同社はアンドロイドの新バージン「ジェリー・ビーン」を今年半ばにリリースする予定だ。

 グーグル、華碩電脳の広報担当者はそれぞれコメントを控えた。

 ある関係者によると、グーグルはアマゾンの「キンドル・ファイア」の価格199ドル(約1万6300円)に対抗するため、今後タブレットに奨励金を出すことを検討中。オンライオン店舗をもり立てる狙いという。

 グーグルは、オンライン店舗の新規開店で収入源を増やすとみられる。今回の動きをみると、短命に終わったスマートフォンのオンライン販売に懲りていないようだ。同社は2010年に台湾の宏達国際電子(HTC)製スマートフォンを直接消費者に販売したが、他のアンドロイド搭載スマートフォンの売り上げ増加を受け数カ月で終了している。

最終更新:3月30日(金)11時24分

アップルと業界制覇、更には世界制覇を狙い競争開始。
価格値下げではなく、中味の勝負してほしいものだが。

暗黒の稲妻