米国が発電所対象に排出規制、業界は反発
産経新聞 3月28日(水)10時34分配信
【ワシントン=柿内公輔】米環境保護局(EPA)は27日、発電所を対象にした温室効果ガスの排出規制案を発表した。二酸化炭素(CO2)の削減を目的に、石炭火力発電所の排出量の大幅な削減を求めており、エネルギー業界などから新規の建設が困難になるとの懸念も出ている。
規制案は、新規に建設する発電所で許容されるCO2の排出基準を1メガワット時に100ポンド(約454)以内と規定。燃費効率のよい天然ガスを燃料とする発電所は規制をクリアできるが、石炭火力発電所は排出量を現行の半分近くまで削減する必要がある。現在稼働中や今後1年以内に着工される発電所は対象外だが、米国で発電所を対象にした排出規制は初めてという。
石炭火力発電所で規制を満たすためには、温室効果ガスの除去装置の設置などの対策が必要で、事業者は運営コストが膨らむ可能性が高い。エネルギー業界や野党共和党には反発が強く、論議を呼びそうだ。
最終更新:3月28日(水)13時49分
v米環境保護局(EPA)は27日、発電所を対象にした温室効果ガスの排出規制案を発表した様だ。
暗黒の稲妻
産経新聞 3月28日(水)10時34分配信
【ワシントン=柿内公輔】米環境保護局(EPA)は27日、発電所を対象にした温室効果ガスの排出規制案を発表した。二酸化炭素(CO2)の削減を目的に、石炭火力発電所の排出量の大幅な削減を求めており、エネルギー業界などから新規の建設が困難になるとの懸念も出ている。
規制案は、新規に建設する発電所で許容されるCO2の排出基準を1メガワット時に100ポンド(約454)以内と規定。燃費効率のよい天然ガスを燃料とする発電所は規制をクリアできるが、石炭火力発電所は排出量を現行の半分近くまで削減する必要がある。現在稼働中や今後1年以内に着工される発電所は対象外だが、米国で発電所を対象にした排出規制は初めてという。
石炭火力発電所で規制を満たすためには、温室効果ガスの除去装置の設置などの対策が必要で、事業者は運営コストが膨らむ可能性が高い。エネルギー業界や野党共和党には反発が強く、論議を呼びそうだ。
最終更新:3月28日(水)13時49分
v米環境保護局(EPA)は27日、発電所を対象にした温室効果ガスの排出規制案を発表した様だ。
暗黒の稲妻