二極化するアップル音声認識機能「Siri」の評価
ウォール・ストリート・ジャーナル 3月28日(水)10時10分配信
Siri、君はどのくらい人気があるんだ?
今週発表予定の調査結果によると、米アップルの多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」の最新型「4S」の利用者の87%が少なくとも月に1度は音声アシスタント機能「Siri(シリ)」を使用していることがわかった。
ただ、調査を実施した米市場調査会社パークス・アソシエイツによると、同機能は比較的限られた用途でしか使われていない。同社はアップルのSiri機能が搭載された唯一の携帯機器であるiPhone4Sの所有者482人を対象に調査を実施した。
アップルは昨秋、新型4Sの発表と同時にSiriを紹介、従来型と異なる4Sの大きな特徴として同機能を宣伝してきた。Siriを使えば情報の検索からメール送信、スケジュール管理など幅広い作業が音声で可能となる。他の音声認識サービスとは違い、Siriは人の通常の話し方を認識する。たとえば、「朝9時に起こして」と言えば、iPhoneのアラームがセットされるのだ。
しかしユーザーはあまり有効活用していないようだ。同社の調査によると、電話をかけたり、メールを送信するのが携帯電話の最も多い使われ方であり、Siriの活用法も人々の携帯電話の利用法をほぼ鏡映しにしているとみられる。おおむね4Sユーザーの3分の1はSiri機能をほぼ毎日、電話やメール送信、情報検索の際に使っている。
しかしSiriは他の機能にはあまり利用されていない。4Sユーザーの32%は音楽の再生に、また35%はスケジュール管理に一度もSiriを使ったことがないと答えている。この2つの機能は日常的な携帯電話の利用法としても低い水準に留まっているものだ。
メールでの利用は二極化している。30%のユーザーがメールの送信にSiriを利用したことがないと答えている一方、26%のユーザーはほぼ日常的にメール送信時にSiriを利用しているという。
この結果は、アクセントの理解に難があるほか、少しでも雑音があるとうまく作動しないといったSiriに対する不満がユーザーの間で根強いことと合致している。
パークス・アソシエイツの調査にもこれらの不満が表れている。調査結果によると、ユーザーからのコメントは、「トースター発明以来の最高のもの」と絶賛するものがある一方で、「失望した」とけなすものまで幅広いという。
約55%の4SユーザーがSiriに満足しているが、9%が不満だとしている。残りはその中間だ。
アップルの広報担当者はコメントを控えた。
パークス・アソシエイツの調査は電子機器メーカーが製品の使われ方に幅を持たせようとする動きに伴い、音声認識機能の発展に期待が高まるなか実施された。
パークス・アソシエイツの消費分析担当ディレクター、ジョン・バレット氏によると、消費者は、操作が難しいとの不満が根強いテレビについて、Siriのような音声認識機能はあまり望んでおらず、この点は意外だったという。米マイクロソフトはキネクトXboxのアクセサリーで音声認識による検索機能を提供している。
4Sユーザーの37%がテレビにも絶対に音声認識機能がほしいと回答した一方、20%が必要ないと答えた。音声認識機能は雑音の多い場所でうまく作動しないという懸念が、テレビの音声認識機能に対する「限られた熱意」の理由だとバレット氏はみている。「テレビを見ているときは周りの雑音が多い」と同氏は述べた。
最終更新:3月28日(水)10時10分
手持ちの携帯がiPhoneでもスマホでも無いので何とも言えないけど・・・・。
暗黒の稲妻
ウォール・ストリート・ジャーナル 3月28日(水)10時10分配信
Siri、君はどのくらい人気があるんだ?
今週発表予定の調査結果によると、米アップルの多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」の最新型「4S」の利用者の87%が少なくとも月に1度は音声アシスタント機能「Siri(シリ)」を使用していることがわかった。
ただ、調査を実施した米市場調査会社パークス・アソシエイツによると、同機能は比較的限られた用途でしか使われていない。同社はアップルのSiri機能が搭載された唯一の携帯機器であるiPhone4Sの所有者482人を対象に調査を実施した。
アップルは昨秋、新型4Sの発表と同時にSiriを紹介、従来型と異なる4Sの大きな特徴として同機能を宣伝してきた。Siriを使えば情報の検索からメール送信、スケジュール管理など幅広い作業が音声で可能となる。他の音声認識サービスとは違い、Siriは人の通常の話し方を認識する。たとえば、「朝9時に起こして」と言えば、iPhoneのアラームがセットされるのだ。
しかしユーザーはあまり有効活用していないようだ。同社の調査によると、電話をかけたり、メールを送信するのが携帯電話の最も多い使われ方であり、Siriの活用法も人々の携帯電話の利用法をほぼ鏡映しにしているとみられる。おおむね4Sユーザーの3分の1はSiri機能をほぼ毎日、電話やメール送信、情報検索の際に使っている。
しかしSiriは他の機能にはあまり利用されていない。4Sユーザーの32%は音楽の再生に、また35%はスケジュール管理に一度もSiriを使ったことがないと答えている。この2つの機能は日常的な携帯電話の利用法としても低い水準に留まっているものだ。
メールでの利用は二極化している。30%のユーザーがメールの送信にSiriを利用したことがないと答えている一方、26%のユーザーはほぼ日常的にメール送信時にSiriを利用しているという。
この結果は、アクセントの理解に難があるほか、少しでも雑音があるとうまく作動しないといったSiriに対する不満がユーザーの間で根強いことと合致している。
パークス・アソシエイツの調査にもこれらの不満が表れている。調査結果によると、ユーザーからのコメントは、「トースター発明以来の最高のもの」と絶賛するものがある一方で、「失望した」とけなすものまで幅広いという。
約55%の4SユーザーがSiriに満足しているが、9%が不満だとしている。残りはその中間だ。
アップルの広報担当者はコメントを控えた。
パークス・アソシエイツの調査は電子機器メーカーが製品の使われ方に幅を持たせようとする動きに伴い、音声認識機能の発展に期待が高まるなか実施された。
パークス・アソシエイツの消費分析担当ディレクター、ジョン・バレット氏によると、消費者は、操作が難しいとの不満が根強いテレビについて、Siriのような音声認識機能はあまり望んでおらず、この点は意外だったという。米マイクロソフトはキネクトXboxのアクセサリーで音声認識による検索機能を提供している。
4Sユーザーの37%がテレビにも絶対に音声認識機能がほしいと回答した一方、20%が必要ないと答えた。音声認識機能は雑音の多い場所でうまく作動しないという懸念が、テレビの音声認識機能に対する「限られた熱意」の理由だとバレット氏はみている。「テレビを見ているときは周りの雑音が多い」と同氏は述べた。
最終更新:3月28日(水)10時10分
手持ちの携帯がiPhoneでもスマホでも無いので何とも言えないけど・・・・。
暗黒の稲妻