キューバ訪問のローマ法王、カストロ議長と会談
読売新聞 3月28日(水)11時6分配信

 【ハバナ=浜砂雅一】キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は27日、首都ハバナの革命宮殿で、ローマ法王として14年ぶりにキューバを訪問したベネディクト16世と会談した。

 バチカン法王庁報道官によると、会談では、キューバ国内の人権状況やカトリック教会の権利拡大などが話し合われた。法王はキューバ訪問を前に、社会主義は「現実に対応していない」と発言して注目されたが、議長との会談でキューバの体制変革が議題に上ることはなかったという。

 キューバのマリノ・ムリジョ閣僚評議会副議長は27日、法王と議長による会談の前に行った記者会見で「経済改革には取り組んでいるが政治改革は考えていない」と語って社会主義体制堅持の姿勢を強調していた。

最終更新:3月28日(水)11時35分

キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は27日、首都ハバナの革命宮殿で、ローマ法王として14年ぶりにキューバを訪問したベネディクト16世と会談した様だ。

暗黒の稲妻