伊客船座礁事故 燃料油抜き取り終了で海洋汚染回避 さらに5遺体発見も 
CNN.co.jp 3月24日(土)15時51分配信

ローマ(CNN) イタリア西岸のジリオ島近くで今年1月13日に発生した大型客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故で運航会社コスタ・クロチエレは24日までに、船内に残っていた燃料2400トンの抜き取り作業が終了したと発表した。また、新たに5遺体が発見された。

懸念が強まっていた燃料漏れによる海洋汚染の危機は回避された形となる。

一方、同国の民生保護行政当局者によると、船内の捜索作業で22日、5遺体が新たに発見された。これで事故に絡む犠牲者は30人に増え、残る行方不明者は2人となった。コスタ・コンコルディアには乗客約3200人、乗員1000人が乗船していた。

5遺体のうちの3遺体はジリオ島寄りの船体外側の部分で見付かった。性別や年齢は現段階で判明していない。

燃料油の抜き取り作業は5週間前に始まり、タグボート、クレーン船やタンカーなどの船舶20隻が動員されていた。環境保護団体は、燃料油が漏出した場合、貴重な海洋生態に深刻が影響が出ると懸念していた。燃料油の抜き取り後も海底の清掃や船体の傾斜などを監視する作業は今後数カ月間続く。

船体を取り除く業者は来月決まる予定。この作業には10~12カ月間掛かる見通しとなっている。

最終更新:3月24日(土)19時21分

イタリア西岸のジリオ島近くで今年1月13日に発生した大型客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故で運航会社コスタ・クロチエレは24日迄に、船内に残っていた燃料2400トンの抜き取り作業が終了したと発表したそうだ。また、新たに5遺体が発見されたようだ。

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