神経細胞の変化可視化に成功 京大グループ、分子レベルで解析
京都新聞 3月23日(金)9時59分配信

グルタミン酸受容体(矢印の先)がシナプス後膜(三角印の先)へと移動する様子をとらえた顕微鏡画像(時間の流れは画像左から右)=平野丈夫教授提供
物事を記憶する際に起こる神経細胞の形態変化を可視化することに、京都大理学研究科の平野丈夫教授と大学院生の田中洋光さんのグループが成功した。記憶のメカニズムを分子レベルで解析したり、アルツハイマー病などの神経変性疾患の発症機構解明に役立つといい、米科学誌セル・リポーツで23日発表する。
ラットの脳の神経細胞を電気で刺激して記憶が成立する状態にした上で、目印の蛍光物質をつけた分子を高精度で観察できる全反射顕微鏡を用いて直接観察した。
記憶の形成には、神経細胞で、神経伝達物質グルタミン酸と結合して情報を伝えるAMPA受容体が増えることが重要。
神経細胞の細胞膜(シナプス後膜)に細胞内から特定のタイプのAMPA受容体が集まり、続いて細胞膜沿いを通って別のタイプのAMPA受容体が集まっていた。異なるタイプの受容体が違うタイミングと経路で集まることが今回初めて分かった。
平野教授は「神経伝達物質を出すシナプス前部なども観察し、記憶のメカニズムの解明にさらに迫りたい」と話している。
最終更新:3月23日(金)9時59分
こういう一件地味だけど研究内容は凄いね。
認知症も何時か完治出来る日が来るのかもしれないんだろうね。
更なる研究を頑張ってください。
暗黒の稲妻
京都新聞 3月23日(金)9時59分配信

グルタミン酸受容体(矢印の先)がシナプス後膜(三角印の先)へと移動する様子をとらえた顕微鏡画像(時間の流れは画像左から右)=平野丈夫教授提供
物事を記憶する際に起こる神経細胞の形態変化を可視化することに、京都大理学研究科の平野丈夫教授と大学院生の田中洋光さんのグループが成功した。記憶のメカニズムを分子レベルで解析したり、アルツハイマー病などの神経変性疾患の発症機構解明に役立つといい、米科学誌セル・リポーツで23日発表する。
ラットの脳の神経細胞を電気で刺激して記憶が成立する状態にした上で、目印の蛍光物質をつけた分子を高精度で観察できる全反射顕微鏡を用いて直接観察した。
記憶の形成には、神経細胞で、神経伝達物質グルタミン酸と結合して情報を伝えるAMPA受容体が増えることが重要。
神経細胞の細胞膜(シナプス後膜)に細胞内から特定のタイプのAMPA受容体が集まり、続いて細胞膜沿いを通って別のタイプのAMPA受容体が集まっていた。異なるタイプの受容体が違うタイミングと経路で集まることが今回初めて分かった。
平野教授は「神経伝達物質を出すシナプス前部なども観察し、記憶のメカニズムの解明にさらに迫りたい」と話している。
最終更新:3月23日(金)9時59分
こういう一件地味だけど研究内容は凄いね。
認知症も何時か完治出来る日が来るのかもしれないんだろうね。
更なる研究を頑張ってください。
暗黒の稲妻