「中東のダイアナ」も資産凍結と渡航禁止に
読売新聞 3月24日(土)0時2分配信

 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)は23日の外相理事会で、反体制派への武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に圧力を強めるため、アサド大統領のアスマ夫人(36)ら12個人と2団体を、資産凍結と渡航禁止の制裁リストに追加した。

 同夫人を巡っては、弾圧により、多数の死傷者が出ているさなかに、インターネットのオンラインショッピングで、欧州から貴金属や高級家具などを買いあさっていたことが発覚していた。

 英国で生まれ育ったアスマ夫人は、高名な心臓外科医を父に持つ出自などから、英国の故ダイアナ妃になぞらえ、「中東のダイアナ」とも呼ばれていた。アサド大統領自身は、既にEUの制裁対象になっている。

最終更新:3月24日(土)0時2分

欧州連合(EU)は23日の外相理事会で、反体制派への武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に圧力を強めるため、アサド大統領のアスマ夫人ら12個人と2団体を、資産凍結と渡航禁止の制裁リストに追加したそうだ。

暗黒の稲妻