「マグナカルタ」の謎解明へ、制定800年に向けプロジェクト
ロイター 3月23日(金)10時29分配信


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3月22日、英イースト・アングリア大学に拠点を置く研究チームは、現代民主主義の礎とされるマグナカルタ(大憲章)が2015年で制定800年を迎えるのを前に、調査プロジェクトを開始すると発表した。ニューヨークで2007年12月撮影(2012年 ロイター/Shannon Stapleton)
[ロンドン 22日 ロイター] 英イースト・アングリア大学に拠点を置く研究チームは22日、現代民主主義の礎とされるマグナカルタ(大憲章)が2015年で制定800年を迎えるのを前に、調査プロジェクトを開始すると発表した。

調査には91万ポンド(約1億2000万円)が投じられ、3年かけて英国やフランス、アイルランドにある300カ所以上の公文書保管所から、マグナカルタの起草者や文案の着想などを探り、現代社会における重要性を検証する。

研究チームを率いる歴史家のニコラス・ビンセント教授は「マグナカルタはあまりに有名なので、すでに研究がなされているものと思われていたが、実際には1804年以降、きちんとした研究は行われていなかった」とし、これまでばらばらだった資料を一つに集めたいと語った。

研究結果はインターネット上でデータベース化されるほか、マグナカルタ制定800年を記念して2015年にロンドンの大英図書館で行われる展示の資料とされる。

マグナカルタは、当時のジョン王の権限を限定し、英国民の権利を定めたもので、貴族の反乱を受けて同王が1215年に署名し制定された。英国憲法に定められている自由の基盤になっているほか、米国憲法や独立宣言の土台とされている。

最終更新:3月23日(金)11時40分

ちゃんと研究されていなかったってのは可也意外だな。
何となく不都合な事実が出てきて有耶無耶になんてならないといいが。

暗黒の稲妻