二足歩行は食料独占のため? 京大霊長類研究所がチンパンジー分析
産経新聞 3月22日(木)11時25分配信
チンパンジーが貴重な食料を与えられると、多くの量を持ち運ぶために2足で歩く頻度が増えることを、京都大霊長類研究所や英ケンブリッジ大などの研究チームが突き止め、21日発表した。人類が二足歩行をするようになった経緯の解明につながると期待される。
チームは西アフリカ・ギニアの森林に設けた実験場で約13頭のチンパンジーを観察。普段手に入る「アブラヤシ」と、なかなか入手できない好物の「クーラ」のナッツ2種をさまざまな組み合わせでチンパンジーに与え、行動を解析した。
クーラを混ぜた場合、チンパンジーは4足から立ち上がって2足になり、クーラだけを持ち運んだ。アブラヤシだけを与えたときに比べ、二足歩行になる頻度は約4倍になった。入手困難な食料を独占しようと、手を使って多く持ち運ぼうとしたとみられる。
研究成果は20日付の米学術誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。
最終更新:3月22日(木)12時44分
よく言えば合理的、悪く言えばがめついって事なんだろうかね。
暗黒の稲妻
産経新聞 3月22日(木)11時25分配信
チンパンジーが貴重な食料を与えられると、多くの量を持ち運ぶために2足で歩く頻度が増えることを、京都大霊長類研究所や英ケンブリッジ大などの研究チームが突き止め、21日発表した。人類が二足歩行をするようになった経緯の解明につながると期待される。
チームは西アフリカ・ギニアの森林に設けた実験場で約13頭のチンパンジーを観察。普段手に入る「アブラヤシ」と、なかなか入手できない好物の「クーラ」のナッツ2種をさまざまな組み合わせでチンパンジーに与え、行動を解析した。
クーラを混ぜた場合、チンパンジーは4足から立ち上がって2足になり、クーラだけを持ち運んだ。アブラヤシだけを与えたときに比べ、二足歩行になる頻度は約4倍になった。入手困難な食料を独占しようと、手を使って多く持ち運ぼうとしたとみられる。
研究成果は20日付の米学術誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。
最終更新:3月22日(木)12時44分
よく言えば合理的、悪く言えばがめついって事なんだろうかね。
暗黒の稲妻