大川小の遺族ら、問題点指摘=宮城・石巻、第3者委設置を検討
時事通信 3月18日(日)21時59分配信

 東日本大震災の津波で児童70人が死亡、4人が行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校は18日、同市教育委員会が1月に報告した避難状況の検証内容について、遺族から質問を受ける機会を設けた。会場となった同市の河北総合支所には遺族27人が訪れ、検証内容の問題点などを指摘した。
 ある遺族は、検証の中で明確にしなかった避難開始時刻について、「逃げ始めて1分もしないうちに津波が来たと聞いており、学校の時計も午後3時37分で止まっている」とし、実際は、震災発生から約50分後の午後3時35分ごろだったのではないかとただした。
 別の遺族は「津波が来る前、近くに止まっていたスクールバスの運転手に、住人が『子供を乗せて逃げろ』と言ったという話を最近になって聞いた。真実なのか」と質問。同校側はいずれについても「関係者から聞き取った範囲では、そこまで聞けなかった」などと述べるにとどまった。
 約4時間にわたるやりとりの中で、同席した市教委は、なぜ被害がこれほどまでに大きくなったのか真実を追究するため、第三者による検証委員会を設置する方向で検討を始めたことを明らかにした。 

最終更新:3月18日(日)22時47分

教訓にしていくしかないと思うよ。
改めて犠牲になった児童や先生のご冥福を祈ります。
二度とこのような悲しい事を繰り返さない様に。

暗黒の稲妻