<横浜母子孤立死>息子が障害者施設に通所せず 昨夏から
毎日新聞 3月17日(土)21時0分配信
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母子が病死していた住宅=横浜市旭区で2012年3月17日午前10時25分、宗岡敬介撮影
横浜市旭区の住宅で昨年12月、病死した2人暮らしの母子が見つかった問題で、区内の障害者福祉施設に通っていた息子(44)が昨夏の父親の死後、通所しなくなっていたことが旭区への取材で分かった。区側は通所を続けるよう勧めたが、母親(77)は応じず、地域からの孤立を深めていったとみられる。区の担当者は「職員がもっと頻繁に訪問できていればよかった」と話している。
【孤立死にも結びつく--推移のグラフ入り】東京都:1世帯2人割れ…独居高齢者が増加
旭区役所によると、重度の知的障害がある息子は週4回、送迎車で施設に通っていたが、昨年7月中旬に父親が死んでから回数が減り、9月には通うのをやめた。施設から相談を受けた区の担当者は11月中旬までに計2回、自宅訪問や区役所での面会で、「生活リズムを保つため、行った方がいい」と説得したが、母親は「本人が行きたがらない」などと応じなかったという。
また、母親は年金、息子は障害年金を受給し、公共料金の滞納はなかった。神奈川県警旭署によると、病死した2人が見つかった際、冷蔵庫に食物はあり、困窮した様子はなかったという。【杉埜水脈、宗岡敬介】
最終更新:3月18日(日)9時19分
横浜市旭区の住宅で昨年12月、病死した2人暮らしの母子が見つかった問題で、区内の障害者福祉施設に通っていた息子が昨夏の父親の死後、通所しなくなっていたことが旭区への取材で分かったうようだ。
暗黒の稲妻
毎日新聞 3月17日(土)21時0分配信

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母子が病死していた住宅=横浜市旭区で2012年3月17日午前10時25分、宗岡敬介撮影
横浜市旭区の住宅で昨年12月、病死した2人暮らしの母子が見つかった問題で、区内の障害者福祉施設に通っていた息子(44)が昨夏の父親の死後、通所しなくなっていたことが旭区への取材で分かった。区側は通所を続けるよう勧めたが、母親(77)は応じず、地域からの孤立を深めていったとみられる。区の担当者は「職員がもっと頻繁に訪問できていればよかった」と話している。
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旭区役所によると、重度の知的障害がある息子は週4回、送迎車で施設に通っていたが、昨年7月中旬に父親が死んでから回数が減り、9月には通うのをやめた。施設から相談を受けた区の担当者は11月中旬までに計2回、自宅訪問や区役所での面会で、「生活リズムを保つため、行った方がいい」と説得したが、母親は「本人が行きたがらない」などと応じなかったという。
また、母親は年金、息子は障害年金を受給し、公共料金の滞納はなかった。神奈川県警旭署によると、病死した2人が見つかった際、冷蔵庫に食物はあり、困窮した様子はなかったという。【杉埜水脈、宗岡敬介】
最終更新:3月18日(日)9時19分
横浜市旭区の住宅で昨年12月、病死した2人暮らしの母子が見つかった問題で、区内の障害者福祉施設に通っていた息子が昨夏の父親の死後、通所しなくなっていたことが旭区への取材で分かったうようだ。
暗黒の稲妻