<第2次再審請求>袴田死刑囚の血液採取 DNA鑑定へ
毎日新聞 3月14日(水)22時11分配信

 1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で4人が殺された「袴田事件」の第2次再審請求で、東京拘置所(東京都葛飾区)は14日、袴田巌死刑囚(76)から血液を採取し、静岡地裁からDNA鑑定を依頼された2人の鑑定人に渡した。有罪の証拠とされた衣類の血痕が袴田死刑囚のものかどうかを調べる鑑定結果は、1カ月以内に同地裁に提出される見通し。

 採血には弁護側、検察側がそれぞれ推薦した鑑定人が立ち会った。弁護側推薦の鑑定人から連絡を受けた弁護団によると、袴田死刑囚は認知症の疑いがあるため、東京拘置所の医務官がまず「健康診断」と説明して採血後、DNA鑑定に使う了解を得たという。

 袴田死刑囚の姉秀子さん(79)は「とてもうれしい。無実の証明に向け大きく前進した」と話した。【平塚雄太】

最終更新:3月14日(水)22時38分

 1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で4人が殺された「袴田事件」の第2次再審請求で、東京拘置所は14日、袴田巌死刑囚から血液を採取し、静岡地裁からDNA鑑定を依頼された2人の鑑定人に渡した様だ。
有罪の証拠とされた衣類の血痕が袴田死刑囚のものかどうかを調べる鑑定結果は、1カ月以内に同地裁に提出される見通しの模様。

暗黒の稲妻