NY株続落、203ドル安=ギリシャ懸念で下げ幅今年最大〔米株式〕(6日)☆差替
時事通信 3月7日(水)7時0分配信

 【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク株式相場は、ギリシャの債務問題に対する懸念再燃や世界経済の先行き不安などを受け、3日続落となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比203.66ドル安の1万2759.15ドルと約1カ月ぶりの低水準まで下落。下げ幅は昨年11月23日の約236ドル安以来の大きさで、今年最大となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数も同40.16ポイント安の2910.32で終了した。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億7437万株増の8億7622万株。
 ギリシャ国債を保有する民間投資家が債務交換による元本削減を受け入れるかどうかの回答期限が8日に迫る中、債務交換への投資家の参加率が低くとどまるとの観測が台頭。このため、投資家に減免を強制できる「集団行動条項」の発動への懸念が広がり。投資家のリスク回避的な動きが強まった。
 このほか、前日の中国の経済成長目標の引き下げを受けた商品相場の下落や、ユーロ圏の景気後退への懸念など、世界経済の先行きに対する不安も株価の下押し要因となった。市場関係者からは、「上にも下にも行きづらい展開がしばらく続いていたが、久しぶりに売り材料が出てきたため下げ幅が大きくなった」(大手証券)との指摘が聞かれた。
 ダウ銘柄はほぼ全面安で、アルコアやキャタピラーなど景気循環株の下げ幅が目立った。また、大手金融株もモルガン・スタンレーの5.3%安を筆頭に一斉に売られた。(了)

最終更新:3月7日(水)8時22分

何度目のギリシャ懸念だろうかね。
何かに理由つけてまた上がったり下がったりするんだろうけど。

暗黒の稲妻