<中国>成長目標7.5%に 全人代で温家宝首相が表明
毎日新聞 3月5日(月)11時54分配信

 【北京・米村耕一】中国の第11期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が5日午前、北京の人民大会堂で開幕した。温家宝首相は施政方針にあたる政府活動報告で、今年の経済成長率目標を昨年の8%から引き下げ7.5%と表明した。7%台は04年以来8年ぶり。中国共産党指導部が今秋交代するのを控え、安定的で緩やかな成長路線に切り替える方向性を明確にした。会期は14日まで。

 報告では、今年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は引き続き4%程度に抑え、個人消費拡大を重点課題とすることも表明した。

 都市部の新規雇用は昨年と同じ900万人以上、登録失業率を4.6%以内に抑えるとの目標を定めた。

 中国経済の置かれた現状を「今もなお戦略的機会に恵まれた重要な時期にある」と位置づけ、引き続き積極的な財政政策と穏健な金融政策を継続するものの、世界の経済・政治的枠組みが急速に変化しているとの認識から「情勢の変化に応じて適時、事前調整、微調整をする」と強調した。

 また、土地収用や家屋立ち退きなどの問題で国民が強い不満を抱いていることを率直に認め、社会管理強化の枠組みの中で「都市と農村の末端における自治組織の自治能力を高める」と述べた。広東省烏坎(うかん)村での村民委員会選挙を念頭に置いた可能性もある。

最終更新:3月5日(月)12時15分

膨張する軍事予算と人件費。
崩壊したら凄い事になりそうな気が・・・。

暗黒の稲妻