米中西部で巨大竜巻が大量発生、死者28人に
CNN.co.jp 3月3日(土)12時51分配信

(CNN) 米国中西部で2日に多数の竜巻が発生し、インディアナ州で15人、ケンタッキー州で12人、オハイオ州で1人の計28人が死亡した。

国立測候所(NWS)の気象学者、ジョン・ゴードン氏は2日午後、「現在、6つの竜巻が発生している」とし、「甚大な被害が出ている」と発表。その後、ケンタッキーとインディアナで最大規模の竜巻が報告された。ゴードン氏はケンタッキー州や南部の州で竜巻が大量発生しており「尋常な状況ではない」と語った。

特に被害が大きかったのはインディアナ州南部で、ジェファーソン郡とスコット郡でそれぞれ3人が死亡し、さらにクラーク郡でも2人が死亡している。

また、ケンタッキー州のスティーブ・ベシア知事は2日、州全体の非常事態を宣言した。知事は、今後同州で複数の死者が出る恐れがあると語っていた。

同州では、2日に発生した竜巻で少なくとも5人が死亡したと先の報道では伝えられていた。同州東部のウェストリバティーでは、竜巻で破壊された建物内に住民が閉じ込められているが、今のところ負傷者は報告されていないという。

またオハイオ州ベスルでは、トレーラーハウス内で50代の男性が遺体で発見された。

テネシー州では、激しい嵐の影響で8人が重傷を負った。同州では計9郡で竜巻が発生したと見られ、州全体で少なくとも29人が負傷したという。

またアラバマ州のロバート・ベントレー知事は、2日朝に同州で2つの竜巻が発生し、これまでに7人の負傷者と40件の家屋倒壊が報告されているが、死者は出ていないと語っていた。

嵐は2日深夜にアパラチア山脈に向け東に移動するにしたがい徐々に勢力が弱まると見られている。

最終更新:3月3日(土)16時51分

竜巻が発生すると急には逃げられないだろうし怖い.
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

暗黒の稲妻