オリンパス前会長ら再逮捕へ 21年以降も虚偽報告疑い
産経新聞 3月4日(日)7時55分配信
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オリンパス前会長の菊川剛氏(写真:産経新聞)
オリンパスの損失隠し事件で、旧経営陣が平成21年以降の3カ年も虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが強まったとして、東京地検特捜部が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、前会長の菊川剛容疑者(71)=同法違反容疑で逮捕=らを勾留期限の7日にも再逮捕する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。
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特捜部は2月16日、純資産額を約1100億円水増しし、20年3月期までの2年間、虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出したとして、同法違反の疑いで菊川容疑者ら4人を逮捕。その後の調べで、21年以降の3カ年についても虚偽の内容の報告書を提出していたことが判明した。水増しした純資産は約500億円とみられている。
オリンパスは財テク失敗により、1990年代から金融商品の含み損を発生させた。このため前副社長の森久志(54)、前監査役の山田秀雄(67)両容疑者=同=らは少なくとも平成10年ごろから、英領ケイマン諸島にファンドを創設するなどして損失を外部に移す「飛ばし」のスキームを実行。歴代社長は報告を受け、了承していたとされる。
これまでの特捜部の調べに、旧経営陣の菊川容疑者ら3人はいずれも大筋で容疑を認めているとされる。菊川容疑者は「損失隠しは公表した方がいいと考えていた」とする一方、損失隠しを把握した時期については曖昧な供述をしている。
最終更新:3月4日(日)11時8分
オリンパスの損失隠し事件で、旧経営陣が平成21年以降の3カ年も虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが強まったとして、東京地検特捜部が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、前会長の菊川剛容疑者)=同法違反容疑で逮捕=らを勾留期限の7日にも再逮捕する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった様だ。
暗黒の稲妻
産経新聞 3月4日(日)7時55分配信

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オリンパス前会長の菊川剛氏(写真:産経新聞)
オリンパスの損失隠し事件で、旧経営陣が平成21年以降の3カ年も虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが強まったとして、東京地検特捜部が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、前会長の菊川剛容疑者(71)=同法違反容疑で逮捕=らを勾留期限の7日にも再逮捕する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。
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特捜部は2月16日、純資産額を約1100億円水増しし、20年3月期までの2年間、虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出したとして、同法違反の疑いで菊川容疑者ら4人を逮捕。その後の調べで、21年以降の3カ年についても虚偽の内容の報告書を提出していたことが判明した。水増しした純資産は約500億円とみられている。
オリンパスは財テク失敗により、1990年代から金融商品の含み損を発生させた。このため前副社長の森久志(54)、前監査役の山田秀雄(67)両容疑者=同=らは少なくとも平成10年ごろから、英領ケイマン諸島にファンドを創設するなどして損失を外部に移す「飛ばし」のスキームを実行。歴代社長は報告を受け、了承していたとされる。
これまでの特捜部の調べに、旧経営陣の菊川容疑者ら3人はいずれも大筋で容疑を認めているとされる。菊川容疑者は「損失隠しは公表した方がいいと考えていた」とする一方、損失隠しを把握した時期については曖昧な供述をしている。
最終更新:3月4日(日)11時8分
オリンパスの損失隠し事件で、旧経営陣が平成21年以降の3カ年も虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが強まったとして、東京地検特捜部が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、前会長の菊川剛容疑者)=同法違反容疑で逮捕=らを勾留期限の7日にも再逮捕する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった様だ。
暗黒の稲妻