陛下が午後退院へ、震災追悼式への思い強く
読売新聞 3月4日(日)11時30分配信

 宮内庁は4日午前、心臓の冠動脈バイパス手術を受け、東京・文京区の東大病院に入院中の天皇陛下(78)が同日午後、退院されると発表した。

 陛下は先月18日、3本の冠動脈のうち、「左回旋枝(ひだりかいせんし)」と「左前下行枝(ひだりぜんかこうし)」の血管が狭まった部分を迂回(うかい)するバイパスを作り、血流を回復させる手術を受け、その後、廊下を歩いたり、ランニングマシンを使ったりしながら心臓機能を回復させるリハビリを続けられてきた。

 関係者によると、手術の影響から起きた症状に対する若干の治療も行われたが、経過は順調で、ほぼ予定通りの退院となった。

 退院後も皇居・御所での静養が必要になるため、先月17日から皇太子さまに委任されている国事行為の臨時代行は継続される。陛下は今月11日に都内で開かれる大震災犠牲者の追悼式への出席を強く望んでおり、現時点では皇后さまと共に出席される方向。

 陛下の退院に伴い、先月17日から皇居・坂下門前で受け付けている一般からのお見舞い記帳は、4日午後4時に終了する。

最終更新:3月4日(日)11時30分

退院おめでとうございます。
震災追悼式への思い強くというお気持ちはわかりますが決して無理などはなさらないでください。

暗黒の稲妻