アナン特使が会見「早急にシリア入り目指す」
産経新聞 3月1日(木)13時48分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】シリア問題に関する国連とアラブ連盟の共通特使に任命されたコフィ・アナン前国連事務総長は2月29日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、早急にシリア入りを実現させたい意向を示した。

 アナン特使は「(当局による市民弾圧を)阻止するため可能なことは何でもする」と述べた上で、「仲介のプロセスを一本化することが肝要だ」と語った。

 アナン特使は一両日中に国連安全保障理事会の理事国とシリア入りに関して協議する見通し。国連外交筋によれば、アナン氏は2日にもカイロ入りし、アラブ連盟のアラビ事務局長らと今後の対応を話し合う。

 シリアには、国連のエイモス人道問題調整事務所長(事務次長)が数日前から入国しようとしているが、シリア政府に入国を阻まれている。エイモス所長は29日、声明で「激しい戦闘が続く都市を訪問できなければ、それだけ人々の苦しみは増す」と述べ、シリア政府の対応を強く批判した。

最終更新:3月1日(木)19時18分

シリア問題に関する国連とアラブ連盟の共通特使に任命されたコフィ・アナン前国連事務総長は2月29日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、早急にシリア入りを実現させたい意向を示したそうだ。

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