西武・雄星、5回5失点「力不足です」
サンケイスポーツ 3月1日(木)7時51分配信


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練習試合で5回5失点だった西武・菊池(写真:サンケイスポーツ)
 (練習試合、西武2-5LG、29日、安芸)先発ローテーション入りを狙う西武の3年目・菊池雄星投手(20)が29日、韓国LGとの練習試合(高知・安芸)に先発し、まさかの5回9安打5失点。走者を背負っての単調な投球を狙われた。2けた勝利を期待する渡辺久信監督(46)からは「同じ投球をしたら(先発の)チャンスが少なくなる」と厳しい言葉が飛び出した。

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 険しい顔に、もどかしさがにじみ出ていた。まさかの5失点。菊池は唇をかみしめた。

 「悔しいです。調子がよかった分、いけるかと思ったけど。打たれたのは自分の力不足です」

 MAX147キロ、確かに調子は悪くなかった。だが立ち上がり、いきなりつまずいた。一回、2安打され背負った一死一、二塁のピンチで鄭成勲に左中間を破られ2点二塁打。二、三回は3者凡退に抑えたが、四回に3安打を許し1失点。五回にも鄭成勲の左越えソロなどで2点を失った。

 「一回は丁寧にいきすぎた。二回からはリズムを大事にテンポよくいけたけど、四、五回は走者が出てから崩れて…」

 菊池が抱える課題が一気に噴き出した。今季のテーマの一つはセットポジションからの投球。この日は五回の被弾以外の4失点がセットポジションから。「単調、というか勢いで投げてしまった。コーチには“牽制(けんせい)を入れるなり、プレートを外すなりしろ”といわれました」と、自分のリズムを作ることの必要性を諭されたという。

 渡辺監督も厳しい表情。南郷キャンプで、サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(64)に「10勝できます」と約束したが、この日は「期待外れ」と一刀両断。「次の登板はあるけど、今みたいな投球じゃ(先発の)チャンスは少なくなるよ」と先発ローテ定着へ厳しい見方を示した。

 西武は先発陣が充実、菊池が割って入るには、オープン戦で文句なしの成績を残す必要がある。「同じミスを繰り返さないようゼロに抑えるしかないです」。3年目左腕は、課題克服を誓った。 

最終更新:3月1日(木)9時57分

これじゃ信用失ってもしょうがないだろうね。
寛容な渡辺監督でも流石に我慢の限界はあるだろう。
若いんだし昨日は勉強と思って切り替えて、次頑張って欲しい。

暗黒の稲妻