EU全加盟国、駐ベラルーシ大使を一斉召還へ
読売新聞 2月29日(水)20時26分配信

 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は28日、EU27加盟国が駐ベラルーシ大使を本国に一斉召還することで合意したと発表した。

 EUは28日、野党勢力への弾圧を続けるベラルーシ・ルカシェンコ政権への圧力強化策として、同国の裁判官ら21人の資産凍結と渡航禁止を決めた。これに反発したルカシェンコ政権は、ベラルーシ駐在のEU代表部大使らに国外退去を通告したことから、EU側が自ら各国大使の一斉召還を発表した。加盟国が、強権的体質が批判されるルカシェンコ大統領への対決姿勢で足並みをそろえたものだ。

 ベラルーシ外務省の報道官は、今後、新たな対抗措置を取る可能性を示唆しており、双方の対立が先鋭化する恐れがある。

最終更新:2月29日(水)20時26分

欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は28日、EU27加盟国が駐ベラルーシ大使を本国に一斉召還することで合意したと発表したそうだ。

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