<てんかん死亡事故>運転の男性を不起訴に 持病の認識なく
毎日新聞 2月28日(火)12時53分配信
愛知県岩倉市で昨年7月、玉突き事故を起こして母子2人を死なせたとして自動車運転過失致死傷容疑で送検されていた同県江南市の測量事務所経営の男性(79)について、名古屋地検一宮支部は28日、容疑不十分で不起訴処分にした。男性は事故時にてんかん発作で意識を失っていたが、地検支部は、持病の認識が男性になく、事故を予測できなかったと判断したとみられる。
県警江南署によると、男性は11年7月10日午後2時ごろ、岩倉市大地新町の県道で乗用車を運転中、軽乗用車に追突して玉突き事故になった。軽乗用車の松原国代さん(当時39歳)と長男優希君(同9歳)を死亡させ、6人に軽傷を負わせたとして逮捕された。
地検支部は処分保留で釈放し、在宅で捜査していたが、関係者によると、男性は釈放後の精神鑑定で初めててんかんと診断された。
てんかん患者による交通事故では、10年に三重県四日市市で3人が死傷した事故や、11年に栃木県鹿沼市で小学生6人が死亡した事故で、それぞれ運転手に実刑判決が言い渡されている。いずれの判決も、運転手に持病としてのてんかんの認識があったことを認定した。【山口知】
最終更新:2月28日(火)15時21分
79歳と聞くと持病よりも年齢が関係あるんじゃないかと思ってしまう。
こういう事故は被害者も加害者も報われない。
暗黒の稲妻
毎日新聞 2月28日(火)12時53分配信
愛知県岩倉市で昨年7月、玉突き事故を起こして母子2人を死なせたとして自動車運転過失致死傷容疑で送検されていた同県江南市の測量事務所経営の男性(79)について、名古屋地検一宮支部は28日、容疑不十分で不起訴処分にした。男性は事故時にてんかん発作で意識を失っていたが、地検支部は、持病の認識が男性になく、事故を予測できなかったと判断したとみられる。
県警江南署によると、男性は11年7月10日午後2時ごろ、岩倉市大地新町の県道で乗用車を運転中、軽乗用車に追突して玉突き事故になった。軽乗用車の松原国代さん(当時39歳)と長男優希君(同9歳)を死亡させ、6人に軽傷を負わせたとして逮捕された。
地検支部は処分保留で釈放し、在宅で捜査していたが、関係者によると、男性は釈放後の精神鑑定で初めててんかんと診断された。
てんかん患者による交通事故では、10年に三重県四日市市で3人が死傷した事故や、11年に栃木県鹿沼市で小学生6人が死亡した事故で、それぞれ運転手に実刑判決が言い渡されている。いずれの判決も、運転手に持病としてのてんかんの認識があったことを認定した。【山口知】
最終更新:2月28日(火)15時21分
79歳と聞くと持病よりも年齢が関係あるんじゃないかと思ってしまう。
こういう事故は被害者も加害者も報われない。
暗黒の稲妻