NY株、一時1万3千ドル回復=ギリシャ支援合意好感〔米株式〕(21日)☆差替
時事通信 2月22日(水)7時0分配信

 【ニューヨーク時事】連休明け21日のニューヨーク株式市場は、ユーロ圏諸国によるギリシャ支援合意を好感して買われ、優良株で構成するダウ工業株30種平均が一時、3年9カ月ぶりに1万3000ドルの大台を回復した。その後は伸び悩んだが、ダウは15.82ドル高の1万2965.69ドルと3営業日続伸。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は3.21ポイント安の2948.57と続落した。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は9887万株減の7億9728万株。
 序盤は、ユーロ圏がギリシャのデフォルト(債務不履行)回避に向け1300億ユーロ(約13兆7000億円)の第2次支援に合意したことを好感。ダウは1万3005.04ドルまで値上がりし、取引時間中としては2008年5月20日以来の1万3000ドル台乗せとなった。
 ただ「欧州の危機による実体経済への影響はこれから。米国企業も無傷ではいられない」(大手証券)との見方から警戒感も根強い。ダウは大台回復後には利益を確定するための売りに押され、前週末終値付近で推移した。
 9カ月半ぶり高値を付けた米原油先物相場も、株式の売り材料となった。
 個別では、好決算を発表した小売りのホーム・デポが0.5%高、メーシーズが1.2%高。一方、減益決算のウォルマート・ストアーズは3.9%安。(了)

最終更新:2月22日(水)10時43分

楽観視し過ぎるのもどうなのかな。

暗黒の稲妻