フランス・サルコジ大統領、大統領選出馬正式表明 選挙戦のポイントを解説します。
フジテレビ系(FNN) 2月16日(木)13時9分配信

再選への厳しい船出、いよいよ選挙戦が本格化します。フランスのサルコジ大統領は15日、4月の大統領選挙への出馬を正式に表明しました。
選挙戦のポイントについて、澤田容平記者の解説です。

「強いフランス」をスローガンに掲げたサルコジ氏だが、それは、現職の大統領が置かれた苦しい立場の裏返しでもある。
サルコジ大統領は「船が嵐に遭ったとき、船長が『疲れた』、『あきらめる』、『やめる』などと言えますか?」と述べた。
深刻な財政難と経済の低迷に、ユーロ危機が追い打ちをかける中、選挙戦に臨んだサルコジ氏。
日本の消費税にあたる付加価値税(VAT)の引き上げや、失業制度の見直しなど、「痛み」をともなう改革が公約となっている。
有権者には不評だが、サルコジ氏は、フランス経済全体を強化しなければ国民を守ることはできないと、危機感をあらわにした。
一方、最大のライバル、社会党のオランド候補は、サルコジ氏の経済政策を失敗と批判し、対決姿勢を強めている。
社会党のオランド候補は「(サルコジ氏は)失敗した政策や守れなかった公約について、まず、わびるべきだ」と述べた。
支持率では、一貫してオランド氏が先行しているうえ、「ユーロ脱退」を掲げる極右政党のルペン候補らも支持を伸ばしていて、サルコジ氏は、厳しい戦いを強いられるとみられる。
注目の第1回投票は、4月22日に行われる。

最終更新:2月16日(木)13時9分

さぁどうなるんだろうかね。

暗黒の稲妻