両親が無罪を主張 大阪・寝屋川の三女虐待死初公判
産経新聞 2月13日(月)12時14分配信

 大阪府寝屋川市で平成22年、三女の瑠奈ちゃん=当時(1)=を虐待死させたとして、傷害致死罪に問われた父親の岸本憲(あきら)被告(28)と母親の美杏(みき)被告(29)の裁判員裁判の初公判が13日、大阪地裁(斎藤正人裁判長)で開かれた。罪状認否で憲被告は「事実とは違います」、美杏被告は「やっていません」と述べ、いずれも無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、「少なくとも21年春ごろから、両被告が自らの思い通りにならないときなどに瑠奈ちゃんに暴行を加えていた」と主張。これに対し弁護側は「両被告とも暴行はしておらず、瑠奈ちゃんは事故で死亡した可能性がある」と述べた。

 起訴状によると、両被告は共謀し、22年1月、寝屋川市の自宅で、瑠奈ちゃんの頭部を平手で殴ったり、布団の上に投げつけたりするなどの暴行を加え、同年3月に急性硬膜下血腫で死亡させたとしている。

最終更新:2月13日(月)16時55分

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