和同開珎の使用示す木簡出土、流通裏付ける発見
読売新聞 2月13日(月)14時34分配信
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和同開珎の銀銭の使用を示す記述のあった木簡=奈良文化財研究所提供
奈良県橿原市にある藤原宮(694~710年)の遺構から出土した木簡に、和同開珎の銀銭の使用を示す墨書があることが、奈良文化財研究所の調査でわかった。
銀銭は708年に発行されたが、約2年後には使用が禁止。同研究所は「銀銭は銅銭と比べて流通の実態がわからなかった。使用を初めて裏付ける資料だ」としている。
木簡(長さ9・4センチ、幅0・9センチ)は1980年、宮の東側を区画する大垣の外濠(そとぼり)跡で見つかった。割れて左半分はなく、下部も欠けていたが、最近の研究で、「銀銭□文付□」(□は判読不能)と確認できた。
藤原宮があった当時、銀銭は無文銀銭と和同開珎銀銭が存在し、無文銀銭は「枚」で数え、和同開珎は「文」で数える。
最終更新:2月13日(月)14時34分
奈良県橿原市にある藤原宮(694~710年)の遺構から出土した木簡に、和同開珎の銀銭の使用を示す墨書があることが、奈良文化財研究所の調査で判った様だ。
暗黒の稲妻
読売新聞 2月13日(月)14時34分配信

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和同開珎の銀銭の使用を示す記述のあった木簡=奈良文化財研究所提供
奈良県橿原市にある藤原宮(694~710年)の遺構から出土した木簡に、和同開珎の銀銭の使用を示す墨書があることが、奈良文化財研究所の調査でわかった。
銀銭は708年に発行されたが、約2年後には使用が禁止。同研究所は「銀銭は銅銭と比べて流通の実態がわからなかった。使用を初めて裏付ける資料だ」としている。
木簡(長さ9・4センチ、幅0・9センチ)は1980年、宮の東側を区画する大垣の外濠(そとぼり)跡で見つかった。割れて左半分はなく、下部も欠けていたが、最近の研究で、「銀銭□文付□」(□は判読不能)と確認できた。
藤原宮があった当時、銀銭は無文銀銭と和同開珎銀銭が存在し、無文銀銭は「枚」で数え、和同開珎は「文」で数える。
最終更新:2月13日(月)14時34分
奈良県橿原市にある藤原宮(694~710年)の遺構から出土した木簡に、和同開珎の銀銭の使用を示す墨書があることが、奈良文化財研究所の調査で判った様だ。
暗黒の稲妻