<中国>重慶副市長 汚職で失脚か
毎日新聞 2月8日(水)20時30分配信

 【北京・成沢健一】中国の重慶市政府は8日、王立軍副市長(52)が「休暇を取って治療を受けている」と中国版ツイッター「微博」を通じて発表した。市トップである薄熙来党委書記(政治局委員)の側近として王氏は暴力団撲滅キャンペーンの指揮を執っていたが、自身の汚職疑惑で当局に拘束されたとの情報も出ている。王氏が失脚したとすれば、今秋の党大会で政治局常務委員入りを目指す薄氏にとって大打撃となりそうだ。

 市の発表は、王氏について「長期にわたる仕事上の過重な負担と精神的な緊張で身体が極度の不調に陥っている」と説明した。王氏は今月2日、兼務していた公安局長の職を解かれ、教育や環境保護などを担当することが決まっていた。英BBCなどは、王氏が7日夜、重慶市に隣接する四川省成都市の米総領事館に保護を求めたが拒否され、北京に連行されたと伝えている。

 王氏は、薄氏がかつて省長を務めた遼寧省の錦州市公安局長から重慶市公安局副局長に08年6月に抜てきされた。09年3月に公安局長に就任してからは、黒社会(暴力団)や後ろ盾となっていた市幹部の摘発に尽力。「打黒英雄」と呼ばれ、薄氏の実績づくりに貢献していた。

最終更新:2月8日(水)20時51分

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