肝移植後の難手術成功=単心室症、世界で報告例なく―慶大
時事通信 2月6日(月)17時32分配信

 慶応大医学部の診療チームが、生体肝移植を受けた男児(3)に対して死亡リスクが高い心疾患である単心室症の手術を実施し、無事成功させたと、同大が6日発表した。手術成功は世界で報告例がなく、男児は既に同大学病院を退院したという。
 診療チームの饗庭了准教授によると、単心室症は心臓に通常二つある心室のうち、一つが欠けたり非常に小さかったりする病気。男児は単心室症に加えて、肝機能不全を起こす胆道閉鎖症も合併して生まれた。
 胆道閉鎖症については、生後8カ月の時に母親から肝臓を提供され、移植手術は成功。肝機能は落ち着いた一方で、単心室症により心不全や血液中の酸素濃度低下が進行していた。

最終更新:2月6日(月)19時7分

日本の医療技術は素晴らしいね。

暗黒の稲妻