大雪は峠越すも…来週半ば、再び寒波 気象庁が注意呼びかけ
産経新聞 2月3日(金)20時52分配信

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3メートルはあろうかという雪壁の横を歩く女性=3日午前、新潟県小千谷市(大里直也撮影)(写真:産経新聞)
 日本列島に厳しい寒さをもたらした上空の強い寒気は日本の東海上に抜け、大雪の峠は越えた。冬型の気圧配置は一時的に緩むが、来週半ばには再び寒波が襲来する見通しだ。気象庁は3日、8日ごろからの1週間の平均気温がかなり低くなるとして、北海道から九州北部にかけて異常天候早期警戒情報を出して注意を呼びかけた。

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 気象庁によると、週明けにかけて冬型は一時的に収まり、移動性高気圧が日本の南岸を東進。高気圧に沿って南から暖かく湿った空気が入り、東・西日本で一時的に雨となり、気温も全国的に平年値を上回る見通しだ。

 8日ごろには、オホーツク海を中心とする強い寒気に北日本が覆われる。地上には北西の冷たい季節風が流れ込み、北日本の日本海側では降雪や厳しい冷え込みが数日間続くと予想される。

 寒波の襲来で、8日は東日本大震災の被災地を含む北日本で日中も気温が上がらず、最高気温が前日を5度以上下回る地点が相次ぐとみられる。各地の予想最低気温は青森で氷点下6度▽秋田同5度▽盛岡同8度▽仙台同2度▽福島同2度。首都圏では9日ごろから気温が下がる見通し。

 気象庁の3月初旬までの1カ月予報によると、寒波が過ぎ去った後も全国的に低温傾向が続く。太平洋側では平年に比べ、晴れの日が多いという。

最終更新:2月3日(金)21時17分

一難去ってまた一難という言葉があるが寒い冬は、まだまだ終わらないという事だね。

暗黒の稲妻