ソニー社長兼CEOに平井氏 色あせたブランド…求められる戦略転換
フジサンケイ ビジネスアイ 2月2日(木)8時15分配信
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ソニーの平井一夫副社長(写真:フジサンケイビジネスアイ)
ソニーの社長兼CEO(最高経営責任者)に就く平井一夫氏に求められるのは、主軸のテレビ事業が今年度で8年連続の赤字見通しなど、いっこうに浮上しない業績を改善することだ。ただ、「エレキ(家電事業)の素人」(アナリスト)の平井氏の手腕を疑問視する向きもあるほか、6月末に取締役会議長となるハワード・ストリンガー氏との意思決定権はどうなるかなど、不安材料も多い。
[グラフで見る] ソニー、テレビ事業でサムスンに三下り半!
「サイロを壊せ」。2005年6月に会長兼CEOに就任したストリンガー氏はこんなスローガンで縦割り型組織を改革し、大幅な人員削減や工場閉鎖などを断行。一方で、09年には平井氏ら4人の若手を「四銃士」として重用し、「ハードとソフトの融合」戦略を推進した。
だが、結果として収益悪化を招いた。テレビやゲームなどの中核事業の収益は好転せず、株式の時価総額はピーク時の約10分の1に。四銃士も次々に脱落し、最後に残ったのが“腹心”である平井氏だった。
今や業界の盟主は完全に交代した。かつてソニーの背中を追いかけた米アップルはアイフォーンなどの大ヒットでいち早く「ハードとソフトの融合」に成功、時価総額はソニーの約20倍に上る。近年はサムスン電子やLG電子など韓国勢との競争でも後塵(こうじん)を拝し、世界を席巻したソニーブランドは色あせた。
平井氏がエレキ事業担当となったのは昨年4月からに過ぎない。ソニー再生に向けては、むしろ“素人”ならではの大胆な戦略転換が求められているといえよう。(古川有希)
最終更新:2月2日(木)15時0分
波乱の時代だね。
世界のSONY復活を望みたいが。
暗黒の稲妻
フジサンケイ ビジネスアイ 2月2日(木)8時15分配信

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ソニーの平井一夫副社長(写真:フジサンケイビジネスアイ)
ソニーの社長兼CEO(最高経営責任者)に就く平井一夫氏に求められるのは、主軸のテレビ事業が今年度で8年連続の赤字見通しなど、いっこうに浮上しない業績を改善することだ。ただ、「エレキ(家電事業)の素人」(アナリスト)の平井氏の手腕を疑問視する向きもあるほか、6月末に取締役会議長となるハワード・ストリンガー氏との意思決定権はどうなるかなど、不安材料も多い。
[グラフで見る] ソニー、テレビ事業でサムスンに三下り半!
「サイロを壊せ」。2005年6月に会長兼CEOに就任したストリンガー氏はこんなスローガンで縦割り型組織を改革し、大幅な人員削減や工場閉鎖などを断行。一方で、09年には平井氏ら4人の若手を「四銃士」として重用し、「ハードとソフトの融合」戦略を推進した。
だが、結果として収益悪化を招いた。テレビやゲームなどの中核事業の収益は好転せず、株式の時価総額はピーク時の約10分の1に。四銃士も次々に脱落し、最後に残ったのが“腹心”である平井氏だった。
今や業界の盟主は完全に交代した。かつてソニーの背中を追いかけた米アップルはアイフォーンなどの大ヒットでいち早く「ハードとソフトの融合」に成功、時価総額はソニーの約20倍に上る。近年はサムスン電子やLG電子など韓国勢との競争でも後塵(こうじん)を拝し、世界を席巻したソニーブランドは色あせた。
平井氏がエレキ事業担当となったのは昨年4月からに過ぎない。ソニー再生に向けては、むしろ“素人”ならではの大胆な戦略転換が求められているといえよう。(古川有希)
最終更新:2月2日(木)15時0分
波乱の時代だね。
世界のSONY復活を望みたいが。
暗黒の稲妻