米軍、不発弾処理延期を拒否 読谷村「学芸会配慮を」
琉球新報 1月28日(土)10時50分配信

 【読谷・嘉手納】29日に嘉手納弾薬庫地区で不発弾の処理作業が実施される件で、嘉手納基地は27日、学芸会の開催を理由に処理作業の延期を求めていた読谷村や嘉手納町、沖縄防衛局に対して作業を予定通り行うと連絡した。延期しない理由は「作業を実施する必要性に迫られている」とした。米軍の方針に、周辺自治体は反発を強めている。
 読谷村では29日に、弾薬庫に隣接する喜名小学校をはじめ村内全ての小学校(5校)で学芸会が開催される予定で、同村は米軍に作業を延期するよう26日に文書で要請していた。嘉手納町では29日に嘉手納小が学芸会を予定。不発弾処理はもともと、22日に実施予定だったが、米軍は嘉手納町立屋良小学校の学芸会を理由に29日に延期した。
 不発弾処理をめぐっては、処理作業が行われるたび大きな爆発音が周辺地域に響き、読谷村や嘉手納町役場に数多くの苦情や問い合わせが寄せられていた。
 嘉手納基地は29日の不発弾処理について防衛局に「午前中の学芸会の最中は何らかの配慮をする」と通知。具体的な配慮の内容については不明と説明した。
 石嶺伝実読谷村長は「作業を延期しないことは非常に残念だ。学芸会の最中に爆発音が響けば、必ず児童に影響が出る」と懸念。當山宏嘉手納町長は「学芸会は子どもたちにとって大事なものだ。学芸会中は作業を控えてほしい」と話した。

最終更新:1月28日(土)13時20分

う~ん何だかなぁ。

暗黒の稲妻