ダル 世界No.1投手宣言!現役最後は「ここに戻ってこれたら…」
デイリースポーツ 1月25日(水)7時49分配信


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 会見を終え、目を潤ませながらファンを見上げるダルビッシュ=札幌ドーム(撮影・岡本好太郎)
 日本ハムからポスティングでテキサス・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手(25)が24日、札幌ドームで移籍会見を行った。1万人を超えるファンの前で、大リーグ移籍の理由を初めて明かし、日本人選手の評価を上げること、世界No.1の投手になることを誓った。

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 ダークグレーのスーツに身を包んだダルビッシュが、グラウンドに姿を現すと、三塁側スタンドから拍手と歓声が湧き起こった。ファンとしては大リーグに移籍することを応援したいと思う半面、ヒーローが去ることへの寂しさが胸にある。そんな複雑な思いを理解している右腕は、誠実に思いを伝えた。

 移籍会見、冒頭のあいさつで自ら切り出した。「メジャーに行く理由をまだ球団の人にも言っていません。ファイターズのファンの前で言いたいので、しっかり聞いてください」

 理由は二つ。近年、アメリカでの日本人選手の評価が下がっていることに、国内を代表するエースとして納得できない思いがあった。

 「日本人の選手の評価がすごく低くなっていて、日本の野球が下に見られているのが、すごく嫌だった」

 さらにもう一つ、より高いレベルで真剣勝負がしたい、という思いが強くなった。ダルビッシュ自身、かつて「メジャーに行くぐらいなら野球を辞めます」と発言したこともあったが、今では「僕は勝負がしたい。モチベーションを保つのが難しくなっている」と独特の言い回しで理由を語った。

 マウンド脇に設けられた特設ステージで同席した大社オーナーもダルビッシュの思いを察していた。「より強い相手とやりたいんじゃないかな。高いレベルに向かっていくことは、当然のこと」と心中をおもんぱかった。

 挑戦するからには頂点を目指す。「世界中の誰もに“No.1のピッチャーはダルビッシュだ”と言ってもらえるようになりたい」と宣言。そして「きっちり頑張って、最終的にここに戻ってこられたらうれしい」と現役の最後は日本ハムに復帰し、ユニホームを脱ぐ考えを明かした。

 会見後はファンの声援に手を振って応えたダルビッシュ。最後はグラウンドに静かに一礼し、北海道での7年間に感謝した。

最終更新:1月25日(水)12時1分

戻ってくると口にしたダルは、ファンのことを裏切らない成績を残してくれると信じてる。
頑張ってきて欲しい。

暗黒の稲妻