女性向けの育毛剤市場が急成長 ストレス、ダイエット…カギは女心への配慮
産経新聞 1月22日(日)18時45分配信

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女性を取り込もうと、育毛・発毛剤のメーカー各社は明るい色調の店頭作りに力を入れている(ロート製薬提供)(写真:産経新聞)
 女性向けの育毛剤市場が急成長している。仕事のストレスや、ダイエット習慣による食生活の変化で「薄毛」に悩む人が増える一方、製薬や化粧品メーカーが、「美容」「ヘアケア」商品として買いやすさに配慮したことも、女性の心をとらえているようだ。

 ロート製薬の調査では、「髪の毛が薄くなってきた」と感じる女性は30代で20%、40代で37%、50代では43%で男性の41%を上回る。男性ホルモンを抑えるものが多い男性用に対し、女性用は栄養成分や保湿成分を高めているのが特徴だ。

 通信販売などで購入する「潜在需要は前からあった」(製薬大手)が、市場が一気に膨らんだのはここ1年ほど。昨年11月に自社ブランド「リアップ」の女性向け商品「リアップリジェンヌ」(希望小売価格5500円)を発売した大正製薬は、年間で強気の10億円の売り上げを目指す。

 同社は平成17年に女性向けを初めて投入したが、成分や効能ばかり打ち出し、「女性心理に配慮したマーケティングができなかった」(上原明会長兼社長)。今回は商品パッケージや広告を見直し、「新しい美容習慣」として同じブランドのシャンプーとコンディショナーも発売し、人気を伸ばしている。

 資生堂は昨年2月、育毛剤「ザ・ヘアケア アデノバイタルシリーズ」(税込み2940~6300円)を全国のヘアサロンに導入し、半年で「サロン業界の常識を破る」(同社)50万個を販売した。

 ロート製薬の「50の恵  養潤育毛剤」(想定価格3800円前後)はかんきつ系の香りが好評で昨年8月以来、予想の3倍の売れ行き。女性向けの市場規模は93億円で男性の約3分の1だが、女性の使用率は14%どまりで「市場は拡大が続く」(同社)見通しだ。

最終更新:1月23日(月)10時35分

薄毛で悩む女性が多い様だ。
原因は、仕事のストレスやダイエット習慣による食生活の変化だそうだ。
男性より多くの女性が悩みを訴えているようだがこれは女性にとっては嬉しいニュースだろう。

暗黒の稲妻