<平田容疑者>逮捕監禁罪で20日にも起訴
毎日新聞 1月20日(金)3時13分配信

 目黒公証役場事務長の仮谷清志さん(当時68歳)に対する逮捕監禁致死容疑で逮捕された元オウム真理教幹部、平田信(まこと)容疑者(46)について、東京地検は致死罪の適用を見送り、逮捕監禁罪で20日にも起訴する方針を固めた模様だ。起訴に合わせ、仮谷さんの遺族に捜査経過を説明するとみられる。

 平田容疑者は東京都内のマンションで時限式爆発物が爆発した事件への関与を認めており、警視庁は近く、爆発物取締罰則違反容疑で再逮捕する方針。逮捕監禁罪は裁判員裁判の対象外だが、同罰則違反罪は対象となるため、平田容疑者が裁判員裁判で審理される可能性は残る。

 仮谷さん事件(95年)の確定判決などによると、平田容疑者は当時、事件を指揮した井上嘉浩死刑囚(42)が乗る車を運転。仮谷さんは別の車に拉致され、山梨県上九一色村(当時)の教団施設内で薬物を注射され死亡した。平田容疑者は教団施設に同行せず「薬物投与は知らない」と供述。検察内部では致死罪の適用は困難という声が強かったが、上級庁は遺族感情に配慮して適用の可能性をぎりぎりまで検討するよう指示。井上死刑囚らの聴取なども進められたが、地検は最終的に、平田容疑者が薬物投与を認識していたと立証するのは困難と判断した。

 一方、爆発物事件は95年3月、教団に好意的な論評をしているとみられていた宗教学者が以前住んでいたマンション玄関で発生した。確定判決などによると、井上死刑囚が指揮役となり、教団への捜査の矛先をそらすため、時限式爆発物を設置し、爆発させた。平田容疑者は、現場の見張りや爆発の確認をしたとされる。

最終更新:1月20日(金)3時42分

目黒公証役場事務長の仮谷清志さんに対する逮捕監禁致死容疑で逮捕された元オウム真理教幹部、平田信容疑者について、東京地検は致死罪の適用を見送り、逮捕監禁罪で20日にも起訴する方針を固めた模様

暗黒の稲妻