原発警戒区域の窃盗防げ=麻薬や銃も、依然侵入継続―取り締まり強化・福島県警
時事通信 12月23日(金)14時31分配信

 東京電力福島第1原発事故で立ち入りが禁止されている半径20キロ圏内の警戒区域で、空き巣などの被害が続いている。医療用麻薬や散弾銃が盗まれた例もあり、福島県警は「避難直後だけでなく、現在も侵入盗が継続している」とみて、防犯カメラの設置や摘発部隊の配備など、水際での取り締まりを強化。年明けに増員される警察官も、警戒区域内の警備などに配置することにしている。
 警戒区域では、住民の一時帰宅が始まった5月ごろから窃盗被害が申告され始め、12月上旬に累計800件を超えた。現金ばかりでなく、全域が警戒区域に入る同県富岡町では、薬局の金庫がこじ開けられ医療用麻薬の錠剤など約200点が盗まれた。県薬務課によると、薬局関係者が7月下旬に立ち寄った際に気付いたが、盗まれた時期は特定できていない。
 窃盗事件の大半は避難で混乱した4月ごろまでに発生したとみられるが、それ以降も継続して起きている。県警によると、同町の銃砲店からは8月、散弾銃など6丁が盗まれたと届け出があった。経営者は6月の一時帰宅時は異常がなかったとしており、県警はこの後8月までの間に盗まれたとみて捜査している。 

最終更新:12月23日(金)14時51分

核で荒廃した街に犯罪が蔓延るという光景は北斗の拳そのままの世界。
東電よ、一体どうするつもりなんだ。

暗黒の稲妻