<大阪府立大>学生開発の人工衛星、H2Aで宇宙へ
毎日新聞 12月15日(木)3時13分配信
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開発した超小型衛星の実物大模型を手にする大阪府立大の学生たち=堺市中区で2011年12月14日午後6時32分、西村剛撮影
大阪府立大(堺市中区)の学生たちが設計から製造、運用までを担う小型人工衛星「OPUSAT(オプサット)」が2013年夏、H2Aロケットに乗って宇宙に飛び立つことが決まった。宇宙航空研究開発機構が14日、明らかにした。宇宙でも蓄電装置が正常に機能するかを調べる。実物大の模型を手に、学生たちは「宇宙を目指すのが夢だったのでうれしい」と意気込んでいた。
香川大など他の6大学の衛星も行く。
OPUSATの名前は、大学名と衛星の英訳「SATELLITE(サテライト)」を掛け合わせた。同機構がロケットに相乗りさせる小型衛星を募集しているのを知り、航空宇宙工学や宇宙環境学専攻の学生約20人が今年1月から設計・開発に着手した。
設計によると、OPUSATはアルミ製で、重さは約1キロ、10センチ大の立方体。宇宙に出た後にロケットから離脱し、最長で1年間、地球の周囲を回り続ける。大阪の上空を通過する際、府立大に設けた管制室で衛星からの信号をキャッチし、遠隔操作する。
OPUSATは内部に蓄電装置を搭載し、太陽光をエネルギーに変え蓄電放電を繰り返すことができる。打ち上げの衝撃に耐え、放射線量が高い宇宙空間でも蓄電装置が繰り返し機能するか調べるのが目的。
基本設計は終わり、現在は信号などの機能を試験中の段階。13年3月までに完成させる。リーダーの別所昂(たかし)さん(23)=大学院工学研究科1年=は「国のロケットに載せてもらうので失敗はできない。重圧に負けず、立派に作り上げたい」と話した。府立大は、東大阪市の中小企業が製造した小型人工衛星「まいど1号」の開発に参加している。【林田七恵】
最終更新:12月15日(木)3時36分
大阪府立大の学生達が設計から製造、運用迄を担う小型人工衛星「OPUSAT(オプサット)」が2013年夏、H2Aロケットに乗って宇宙に飛び立つことが決まったそうだ。
成功を祈っている。
暗黒の稲妻
毎日新聞 12月15日(木)3時13分配信

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開発した超小型衛星の実物大模型を手にする大阪府立大の学生たち=堺市中区で2011年12月14日午後6時32分、西村剛撮影
大阪府立大(堺市中区)の学生たちが設計から製造、運用までを担う小型人工衛星「OPUSAT(オプサット)」が2013年夏、H2Aロケットに乗って宇宙に飛び立つことが決まった。宇宙航空研究開発機構が14日、明らかにした。宇宙でも蓄電装置が正常に機能するかを調べる。実物大の模型を手に、学生たちは「宇宙を目指すのが夢だったのでうれしい」と意気込んでいた。
香川大など他の6大学の衛星も行く。
OPUSATの名前は、大学名と衛星の英訳「SATELLITE(サテライト)」を掛け合わせた。同機構がロケットに相乗りさせる小型衛星を募集しているのを知り、航空宇宙工学や宇宙環境学専攻の学生約20人が今年1月から設計・開発に着手した。
設計によると、OPUSATはアルミ製で、重さは約1キロ、10センチ大の立方体。宇宙に出た後にロケットから離脱し、最長で1年間、地球の周囲を回り続ける。大阪の上空を通過する際、府立大に設けた管制室で衛星からの信号をキャッチし、遠隔操作する。
OPUSATは内部に蓄電装置を搭載し、太陽光をエネルギーに変え蓄電放電を繰り返すことができる。打ち上げの衝撃に耐え、放射線量が高い宇宙空間でも蓄電装置が繰り返し機能するか調べるのが目的。
基本設計は終わり、現在は信号などの機能を試験中の段階。13年3月までに完成させる。リーダーの別所昂(たかし)さん(23)=大学院工学研究科1年=は「国のロケットに載せてもらうので失敗はできない。重圧に負けず、立派に作り上げたい」と話した。府立大は、東大阪市の中小企業が製造した小型人工衛星「まいど1号」の開発に参加している。【林田七恵】
最終更新:12月15日(木)3時36分
大阪府立大の学生達が設計から製造、運用迄を担う小型人工衛星「OPUSAT(オプサット)」が2013年夏、H2Aロケットに乗って宇宙に飛び立つことが決まったそうだ。
成功を祈っている。
暗黒の稲妻