<フィギュア>自己最高2位も笑顔なし 鈴木
毎日新聞 12月11日(日)20時20分配信


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2位に入った鈴木明子のフリーの演技=AP
 ◇GPファイナル女子フリー(10日、カナダ・ケベック)

 3回目のフィギュアスケートGPファイナルで、自己最高の2位をつかんだ鈴木明子だったが、試合後の表情に笑みはなかった。「30%くらいの出来。体が硬くなって、しっくりこなかった」。力み過ぎが、ジャンプの失敗を招いた。

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 痛かったのは、中盤の連続ジャンプだ。スパイラルの後に組み込んだ3回転-2回転-2回転は単発の3回転に。続く3回転-2回転も前半の着氷でバランスを崩し、後半に続かなかった。長久保裕コーチは「(冒頭の)3回転ルッツで踏ん張った降り方をしたので、そこから平常心ではなくなった。前半の失敗で、後半のスピードをセーブしてしまったのもよくなかった」と指摘する。

 優勝したコストナーでさえ、ミスが目立った今大会。トップ層が休養する中で、今後も混戦が予想される。「満足いかない試合だったが、手応えもつかめている」と鈴木。昨季は逃した世界選手権出場を目指し、胸に抱いた課題をクリアするつもりだ。【芳賀竜也】

最終更新:12月11日(日)20時54分

鈴木明子さん、自己最高2位も笑顔なし。
飛躍に期待したい。

暗黒の稲妻