大王前会長再逮捕へ…別の子会社から二十数億円
読売新聞 12月10日(土)3時6分配信

 大王製紙前会長による特別背任事件で、東京地検特捜部が、逮捕容疑となった子会社4社からの借入金計32億円のほかに、別の子会社から借り入れた二十数億円について、勾留期限の13日にも前会長・井川意高(もとたか)容疑者(47)を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕する方針を固めたことが関係者の話で分かった。

 同社の発表などによると、井川容疑者は昨年5月12日~今年9月6日、自身が代表取締役を務める連結子会社7社から総額約106億円を無担保で借り入れ、ほぼ全額を海外のカジノでのギャンブルに使っていた。井川容疑者は7月までに、この一部を現金やファミリー企業などの株で返済した。

 しかし、特捜部は7月1日~9月6日の子会社4社からの計7回、32億円分の借り入れについて、返済されていないことを重視し、井川容疑者を逮捕した。関係者によると、特捜部のその後の調べで、昨年5月~今年9月に別の子会社3社から借り入れた二十数億円についても返済の見通しがなかったことも分かった。特捜部はこのほか、非上場のファミリー企業の株による弁済分についても、立件できるかどうか検討する。

最終更新:12月10日(土)3時6分

世間の信用を回復するのは一筋縄ではいかないだろうね。

暗黒の稲妻